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16.ネギネギと原っぱ

見つけた木の実は、形がドングリで中身が銀杏の謎木の実……まあ見た目ドングリだしドングリって呼ぶか。

目の高さくらいの低木にいっぱいひっついてる。


何個か何かで割れてて黄緑の中身が出てたから銀杏っぽいって思ったけど、割れてなかったらほぼドングリだ。

銀杏というかイチョウのあの匂いはしない。


あんまりあてにならない採取のスキルでも食用可の判定らしい。でも加熱しないと美味しくないよって教えてくれた。

その情報の粒度の差はなんなんだ。レモンリンゴの時もそういうの先に教えてくれ。

煎って食べればいいのかな。


生で食べれたら味見したんだけど、美味しくないようなので適当に一抱えくらい拾っておく。出来るだけキレイなのをより好んでいくぜ。

帰って調理してみて美味しかったらまた採りに来よう。あの匂いのしない銀杏の味なら美味しい可能性高そう。

この辺なら拠点の近くだしすぐ来れるだろう。



小川を発見。湧き水か拠点の川の支流なのかはわからない。

せっかくなのでちょっと遡ってみたら、その側に見覚えのある葉っぱを発見。


あれはネギ科だ。ネギ科の葉っぱだ。間違いない。

興奮とともに試しに抜いてみたら、大きなタマネギがついていた。


おぉぉ!野菜だ。しかも万能のタマネギ君だ。

ただ、なんかものすごい違和感。


ちょっと葉っぱが不自然に力強い気がする。というか普通のネギの形してる。

ネギの白いところがちゃんとあるのに、その下に更に大きなタマネギが付いてる。

どうしてそこまで埋まっちゃってたの。ちょっと気持ち悪い。


こんなの前世になかったよな?タマネギの上にはネギっぽいの生えてたりしたけど、ネギの下はそのまま根っこだったもんね。

なんとも異世界は不思議なことよ。ダブルでお得なネギ。


彼らをネギネギと命名。理由は明らかである。

安直なネーミングですまん。


採取もネギネギは美味しいと言っている。ちゃんと白いところもタマネギ部も美味しいらしい。

いや美味しいだろうけどさ、ネギもタマネギも単品の生で食わんだろ。その注意をしてくれ。


ネギネギ君たちはモサっと生えているので、いっぱい持って帰ることにする。帰ったらネギパーティーだ。

流石にいくらかは残す。全部持っていって絶滅されても困る。


ネギネギってどうやって増えるんだろう。

種?玉ねぎの種ってイメージないけど、種芋的な種玉ねぎがあるイメージもない。

繁殖してるんだから残しておけば増えるだろ。多分。


ネギネギの収穫を楽しむ。

土が柔らかいのか、こんな抵抗の激しそうな形をしているのにスポッと抜ける。楽しい。


スポスポと抜いていって、全部で40個くらい。

全部が全部ちゃんとネギネギだった。つまりネギ40本にタマネギ40個だ。

最初の一本が特殊な奴ってことじゃなくてちゃんとこういう種ってことらしい。

三個に一個くらい残したので、全滅するってことはないだろう。


引っこ抜いてそのままで持って帰るし、いずれ畑作って植えるのもいいかもね。

スローライフに畑は欠かせない。


収穫も終わり川のほとりで休憩。

甘々コーヒーが収穫で疲れた体に沁みるぜ。



どうやらこの体は、パワーはないもののスタミナはそれなりにあるらしい。川の時もそうだったように結構歩ける。

少なくとも前世の運動不足おじさんの体力は軽く超えてる。

中学生くらいに見えたしなぁ。その頃ってびっくりするくらい体力有り余ってたよね。


有り余る体力とともに再び北上を続け、1時間ほど歩くと原っぱを発見。


周りを見て回ったところ、どうやらこの原っぱは俺の進行方向、つまり北の方に向かって続いているらしい。それ以外の方向は普通に森だった。

なんだこれ。異世界だからってそんなおかしな植生が許されていいのか。


あるところを堺にスパッと木が生えてなくて、キレイに伐採された自然公園みたいだ。変なの。


不思議に思いつつも北上を続ける。

どうやら俺は森の高い木々に無意識に圧迫感を感じていたらしく、草原の天井のない開放感が気持ちいい。ピクニック感覚で進む。

木が無くて日が差すからか暖かい。木の蒸散がどうたらもあるんだろうか。


ピクニックを楽しみながらしばらく歩くと、大きな丘を発見。

大きなって言っても丘なレベルを超えない感じ。

それこそ大きな自然公園の真ん中にありそう。

そうだ、あそこのてっぺんでお昼にしよう。そろそろお腹減った。



ぜぇ…思ったより急で遠かった……一面草だから距離感が掴めねえ……

椅子を取り出そうかと思ったところで、ピクニックならとブルーシートを出して座ることに。


…うん。ブルーシートだからね、レジャーシートじゃないからね。

久々の事件現場感が出てしまった。いや気にしない。


お昼ごはんどうしようかな。なんせ缶詰セットがアレだったからなぁ。

レパートリーに変化がない。甘々コーヒーを飲みながらアイテムボックスをゴソゴソ。


炊飯セットは…夜でいいでしょ。お肉は…焼くのめんどくさいでしょ。牛丼缶は…いっぱいあるけどパス。

お弁当くらい作ってくればよかった。カップ麺でいいか。

出先でカップ麺食べがち。まあそれもまたよし。


カップ麺を啜りながら周りを見回す。

お、赤いタンポポみたいなのの群生地を発見。かわいい。

タンポポ……タンポポコーヒー……は別に要らないな。コーヒーあるし。

そういえばドングリでコーヒー作れるみたいな話も見たことあるなぁ。いや要らないんだって。


丘のてっぺんだけあって景色はいい。

拠点のとこの川は~~あ、あった。川というか木の途切れ目が見えた。


カップ麺食べ終わって休んでたら眠くなってきた。

朝早かったからなあ。満腹と心地よい日差しで眠気が……

うーん。ちょっとくらい昼寝しても大丈夫だよね?ドラゴンと鳥さんは居たものの……こっちに危害を加えてくる感じでもないし!今朝見たし!早々あんなのに遭遇してたまるか。

そんなことをドラゴンに会った後も思った気がする。まあいいや。三度目の正直だ。


眠気に耐えられなくなってきたのでブルーシートに寝転がる。ああちょっと冷たくて気持ちいい。

ふわぁ……おやすみ。

書きたかったところが…入らなかったっ…!

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