俺のセカンドライフ
俺は高校一年生のごく普通の学生だ、いつもの帰り道を友達の桐山と新作のゲームの話で盛り上がっている時だった 「おい、あんなところに本屋あったか?」 桐山が指さしている場所には古びた本屋らしきものがあった 俺「あんなとこに店なんてあった?」 「ないはずだけど」 俺「ちょっと行ってみよーぜ、ちょうど買いたい本もあるし」 「なんか不気味だから俺やめとくわ」 俺「じゃあ一人で行ってくるからちょっと待ってて」そう言って俺は店に向かった。店には灯りは見えないがドアノブにはOPENのプレートがかかっていた ほんとにやってんのかなとか思いながらドアを開けた 店の中は廃墟状態だった、倒れた本棚に床はところどころ抜けて蜘蛛の巣がそこら中に張っていた これじゃ本なんて売ってないだろうと思い帰ろうとしたとき店の奥から光が点滅しているのが見えた 何故かその光のところへ行かなきゃいけないような気がした俺は光に向かって歩た・・・・・・ 光の正体は切れかけた豆電球だった。そこにはテーブルとイスあとテーブルの上に「ミザンの冒険譚」という本が一冊あった 冒険物はあまり好きではなかったが、せっかくだしちょっと読むことにしようと 本を開いたとき辺りが青白い光に包まれ意識が朦朧とする中 「たすけて...」 という声がした俺はそのまま気を失った