#タクシードライバーは見た「飲酒運転をした女」
「わたし、この間飲酒運転して罰金払ったんだよねー」
銀座で60代のおじさんと乗って来た女が会話の中でそう言った。
年齢は30代中盤ぐらい。
「それでさー、60万ぐらい払った。助手席にいた子の分も払ってあげたよ、なんか助手席も罪課せられるみたいだから」
キャバクラで仕事の帰りだったらしい。
「全然歩ける距離だったんだけどさー、なんで車乗っちゃったんだろう」
発する感じがなんか軽い、飲酒運転で事故をしてしまったら
なんて考える様子もないよう。
運転しながらビックリした。
「ワインとかー、ウイスキーとか、んー結構飲んだよ」
どういう感覚をしているのか分からない。
車を運転すればするほど、事故の可能性には色んな種類があって
怖さを感じるようになってきたが、
それにしても、何も考えてなさすぎなんじゃないかと思う。
もし事故を起こしてしまったら、
人をケガさせてしまったら、
殺めてしまったら。
そこの感覚を持てないために悪い結果を生んでしまうんだろう。
その後に精一杯謝ってももう遅い。
これ以上余計な犠牲者が出ないことを祈りつつ
明日は我が身、安全運転に努める。