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解説のようなもの

 解説というほどのものではありませんが、伏線をばらまくのが苦手なもので、裏設定の解説をしたいと思います。さほどの内容でもありませんし、こういうものが苦手な方は読まない方がよろしいかと思われます。あと、ほんとにおもしろかった!!と思てくださる方は、少し感情が落ち着いてから読まれたほうがいいと思います。


 まず、この作品を書く上で、新海誠さんの「天気の子」をほんの少しばかり参考にさせていただきました。多分わからないと思います。


 主人公の「僕」

 後ろめたい理由で来た、というのは、結社に用があるという点で、純粋な参拝ではなく、恋愛対象、まぁ俗にいう「彼女」が欲しいというお祈りをするためだけに来た、というのが頭の中の設定です。結社というのは、僕も一度しか舞台に設定した貴船神社に訪れていませんから(実はヒロイン?の「彼女」の設定の「あまり回数を重ねてきていない」は、作者である僕が一回しか取材に行っていないので、詳しいことが書けないのが理由だったりします)あまり詳しくは言えないのですが、貴船神社って3つ連なっている感じなんです。一番手前、バス停に近い側が本宮、真ん中が結社、一番奥が奥宮で、結社は恋愛だとか、縁結び関係の御利益があるそうです。一応参拝してきました(笑)。


 次に、「彼女」が貴船神社に来ている理由……いきなり核心です。とはいえ、僕の脳内設定もそこまで万全なものじゃなく。神話に詳しくないもので、神様像は勝手に描かせていただきました。神道を信仰されている方々に失礼な気がしますが、お許しください。

 前提の設定として、「彼女」は神様に選ばれた存在。天気の子の設定のまま言えば、「巫女」となります。そして、二つ目の前提。もう少し後の内容になりますが、神様に選ばれることは、「幸福である」ということですね。こちらは、この作品の中での「理不尽」となります。

 彼女は神様に選ばれた。それが幸福であるはずなのに、それに納得できない。それが「彼女」の事前設定です。何に選ばれたとか、そこまで詳しくは考えていません。昔の土着信仰の生贄だと思ってくださればわかりやすいかもしれません。

 さて、ここから主人公の出会いです。

 まず、彼女が主人公に会ったシーン。この時点で、彼女の中では物語はクライマックスです。時間的にいえば、「神様に連れていかれる直前」ですね。そこに、主人公がやってきます。行ってみてわかったのですが、早朝なら人は全くいないので、主人公は目立つことになります。

 さて、ここでご都合主義の登場。彼女は主人公が貴船神社に訪れた理由を大雑把に当ててしまいます。この理由を神様に選ばれたことによって発生した超能力だとか、そんなことまでやってしまうのはなんか嫌だった(笑)ので、ここに理由は特に設定しないことにしました。

 そして彼女は「どうせ消えてしまうのだから、なんとなく案内してみようかな」なんて気まぐれな理由で主人公に話しかけます。気まぐれな性格は僕からコピーしました。

 そして彼女は彼と話して「幸せ」を知ります……という文の中に、大量の設定が入っているので、全部説明したいと思います。

 まず、彼女が「幸せ」を知らなかった理由として、「神様に選ばれた存在」というものは、案外孤独だったりします。(ご都合主義)生まれる前から神様に選ばれる因果を持っている、と考えると、納得できるかもしれません。

 つまり、彼女は人と関わりを持つことが少なかった。そして、未経験に近い他人との会話。平気なふりをしていても、心の中では相手をうかがってしまうわけです。そこで、主人公の訪れた理由を当てた設定が生き返ります。ある程度感情が読めるとすれば、主人公が会話の中で幸せを感じていることがわかります。

 人と関わらない、というのは、正直人間という生き物は存在価値がわからなくなります。でも、初めての会話の相手が自分と話していて幸せを感じている。僕の勝手な思い込みかもしれませんが、相当うれしくて、「幸せ」だと思います。

 でも、彼女が知っている幸せは「神様に選ばれたこと」だけです。混乱(?)した彼女は、あるきっかけ(きっかけについては、すぐ後で)で主人公に告白します。「幸せとは何ですか」

 そこで主人公は、彼女と話していた時間が「幸せ」であったと、はっきり言うわけです。つまり、彼女が主人公と話していた間の知らない感情が、「幸せ」であると証明されたわけです。そして最後は幸せのごちゃまぜです。


 そこで、「彼女」の物語はおしまいです。


 神様のお迎えが来たということです。主人公は幸せを見つけて、すぐさまそれを失う。彼女は、幸せを知った後すぐに消えてしまう。そう、この話は幸せそうな展開から一気に落とすバッドエンドの話です。

 反省としては、落とした瞬間の描写にスピード感が足りないことでしょうか。まだまだ未熟です。

 最後に、彼女が主人公に告白するきっかけ。主人公が唐突に傷を負うシーンですね。これは、言ってしまえば天罰、神様の怒りです。彼女は神様に選ばれた存在、つまり神様の所有物に等しいわけですが、その彼女が主人公と話しながら、初めての感情と共に淡いながら好意を覚えてしまうわけです(唐突な設定追加すいません)。それで、軽く天罰を下した結果が、あの傷です。彼女はそれを見て察します。つまり、そういうわけです(?)


 作者である僕のスタミナが尽きてきたので、ここまでにしようと思います。後日談のようなものも書きたいのですが、如何せん構想がまとまりません。まとまってその瞬間に文章力が目を覚ませば書きます。気長にお待ちください。


 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

          さんらいず


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