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星空の下で。  作者: Ruco
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Side story~祐希の気持ち~

こんにちは♪


今回は祐希目線で

書かせていただきました!


※登場人物は杏奈と祐希だけです。

2人の会話にそらと創が出てきます。

今日は午前授業だったから14時から塾だ。


中1の頃から通っていて杏奈もいる。


いつも通り前の席には杏奈が座っているが、様子がおかしい…。



「杏奈…何かあった?」


振り返った杏奈の目が赤く腫れていた。


(…また泣いたのか)



杏奈は昔からよく泣いていた。理由は毎回ほとんど同じ、男関係。



「またフラれたのか」と声をかけようとしたとき、珍しく杏奈の方から口を開いた。



「そらが……創にコクられた…らしい」



「そら」と聞くとなぜかドキッとする。

創は同じバスケ部で小学校からの親友だ。背も高くてカッコいいから学年で1番モテてると思う。



「それで泣いてるってことは、お前もしかしてまだ創のこと…」


杏奈が小さく頷いた。



「そらは…断ったの?」

(創はあんなにカッコいいし良い奴だから普通は断らないよな…)



「そら…前の学校に好きな人いるんだって」


そりゃあ創でも難しいと思った。

でも今まで創が転校生にすぐ告白するなんてことなかった。

よっぽど気になったのか…。



「私こんなに創に未練があるなんて思ってなかった……そらから電話で『断ったよ』って聞いたとき、つい『良かった』って言っちゃったから…そらにもバレちゃった」



杏奈は笑って話していたが、目は悲しそうだった。

(まだ未練のある元カレが仲良くなったばかりの友達に告白したって聞いたら誰だって悲しくなるよな…)



そんなことを考えていると、杏奈が思いがけないことを言った。


「祐希…そらのこと好きでしょ」


不思議な笑みを浮かべながらオレの顔を見て、オレの言葉を待たずに話を続ける。



「そらの話すると表情が少し変わるんだよね〜、昨日も何かあったみたいだし」



…自分でも気づかなかった。

杏奈に「図星でしょ」と言われて自分の気持ちが初めて分かったような気がした。



「……正直今の気持ちが『好き』かどうかは微妙なところだけど…今確実に言えることは、間違いなくオレはアイツに惹かれてる」



とても長くなりそうだったので

2回に分けます(>_<)


今回も読んでいただきありがとうございました


次回もお楽しみに!

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