太陽系の王様第一~十章ダイジェスト
百部&十章到達記念のダイジェスト版です。
百部は長いな・・・・・って方はこれをご覧下さい。
作者お気に入り順に「☆→◎→〇→無印」で記しておりますので、興味のある話を本編でお読み下さい♪
第一章『光の掟』(〇恋愛要素有綾乃×レウィン)
篠原綾乃は普通の中学二年生。
だがある日、裏世界という一種のパラレルワールドへ、他数人の少年少女と共に召喚されてしまう。
表世界(=リアル)の惑星を模し、それを守護する十国で構成されている裏世界は今、冥王星国という一国の脅威に迫られていた。
召喚された際に記憶を一時的に失った綾乃は、裏世界の危機は自分の世界にも影響を及ぼすと言われ、太陽国の国王:サフィール(本名サフィール=ヴァーイェルド)に頼まれるまま各国を旅し、守 護神の協力を得なければならなくなってしまう。
けれど裏世界に来て間もない綾乃には前も後ろも分からない為、出発を一ヶ月半延ばすことになる。
その間、二人の先生・太陽城の女官クィル(本名クィロル=?)と、サフィールが援助しているというパシエンテ(不治の病に罹っている者達のこと)の少年レウィン(本名レウィン=エスティ)から勉強を教わることになる。
出発が近付くそんなある日、綾乃は突然男の子になってしまう!
その原因は表世界で亡くなった実兄の影響であり、彼と一体化している状態になっているという。
綾乃の実兄、篠原湊生(あつきと読む)は何と、各国一人しかいない魔力持ちである”守護神”の総リーダー的存在の太陽大命神と呼ばれる者だった。
綾乃はサフィールの養女となり、湊生はアレン(アストレイン=ヴァーイェルド)というもう一つの名を持つことになる。
そうして綾乃は、湊生(綾乃から分離し、魚のぬいぐるみの中に入った)とレウィンを伴い、旅に出た。
第二章『水の掟』(一部◎恋愛要素有綾乃×レウィン)
水星国では、王家交代問題が長期に亘って起こっていた。
旧王家コルトヴァール家は今は公爵家に戻ったのだが、実質の行政はその旧王家が行っているという現実がある。
現コルトヴァール家当主は、本来なら今国王の座についている筈だった。
だが、裏世界の制度では、その一族もしくは一家の中から守護神を輩出した家が王家となり、国王となれるというもの。
守護神は300年程度生きる為、何人か国王になれるのだが、その代の守護神は短命で、国王になるつもりで育ってきたその少年は、即位してすぐにその座を奪われてしまう。
水星国守護神テイム(テイスラム=リコレット)は、コルトヴァール家に親族を皆殺しにされ、その支配に苦しんでいた。
綾乃達を利用しようと考えたテイムは、コルトヴァール家のバックにいる冥王星国をどうにかしようと考える。
その為には、強い守護神が集まらなければならない。
テイムは綾乃に魔力があると勘違いして一定以上の守護神でないと解けない呪いを掛ける。
綾乃には魔力は無いが、レウィンがプレゼントした”守り石のペンダント”のお蔭で一命を取り留め、水星城に乗り込んだ一行。
そこで危機に見舞わられた綾乃を助けたのは、彼女の魂と入れ替わり、その身体と一体化した湊生だった。
綾乃と一体化しない限り魔法が使えない湊生は、結局魔法無しに気迫だけでテイムを退けることになる。
第三章『砂の掟』(〇恋愛要素有綾乃×レウィン、砂羅×麗人?)
綾乃は水星国から砂漠の国・金星城へ向かう道すがら何度も誰かの記憶のような夢を見る。
それは金星国守護神サラ(本名サラネリア=ノーリネス)の表世界の姿である鈴木砂羅の記憶だった。
サラは半年間眠り続けており、例え魔力で命をを存えられる守護神だったが後二ヶ月もすればサラの命は尽きると言われている状況だった。
砂羅はそんなサラを心配して綾乃に助けを求めてきたのだ。
金星城のあるオアシスまで辿り着いた一行は国王夫妻から歓迎を受け、金星城に滞在することになる。
そこで国王夫妻はレウィンに驚く。
レウィンの記憶にそのようなものは無いが、レウィンは間違いなく、半年ほど前まで金星城に仕えていて、サラの相手役をしていたのだという。
テイムの話を参考に推測を立てた彼らは、レウィンが冥王星国のターゲットにされ、何らかの理由により記憶を操作された(架空の記憶を埋め込まれた)と結論付ける。
そんな中、眠ったままのサラと対面する一行。
綾乃は触れることで相手の心を読み、会話出来る力をいつの間にかつけ(実は湊生の影響)、サラと会話することに成功。
サラは、何かに罪悪感を感じ、そして自ら死のうと試みていたのだった。
その原因はレウィンとも関わっており、サラはレウィンが話し掛けることによって目覚めた。
第四章『氷の掟』(◎サラ×レウィン)
湊生とレウィンが交互に体調を崩す日が続く中、敵国領土ながら安全だとされる緑の国地球国に到達。
今冥王星国サイドにある国は、全て冥王星の攻撃を受けて人々が一瞬にして消えてしまったのだという。
地球国は今旅行スポット的な状態で、綾乃達はコテージに泊まって休憩をする。
そんな中、サラは実兄に操られ、自分に仕えてくれていたレウィンを銃で撃ち殺そうとしたこと、共に過ごした時間を思い出す・・・・・・。
第五章『火の掟』(◎戦闘有)
綾乃はサフィールから託された宝玉をサラとテイムに渡すことにする。
そして火星国にある冥王星国の第一防衛ラインと戦うことになるのだが、何と火星国には一度入ったら国から出られないように魔法が掛けられていた!!
”民狩り”に遭い牢で生活していた少女・リフィアと出会い、一行は隣国木星国の影響による森に身を隠した。
すぐに敵に見つかり、ルーク(小隊長)ディライテとポーン(一般兵士)達と戦うことになる。
サラは回復系魔法と守護を特殊能力に持っている為に結界を張って非戦闘員の安全を確保するが、事実戦えるのはテイム(水属性魔法の使い手)だけで、しかも魔力ランクはディライテと同じくらい。
劣勢に立たされた時、湊生は綾乃と一体化し、再び守護神モードに入る。
と、湊生の翼が白翼から銀翼に変化する。
銀翼は”麒麟”と呼ばれる、潜在的に白翼と比べ物にならない魔力を持つ者のことで、更に白翼から銀翼に二段階覚醒する者はより強いらしい。
湊生は一か八かの賭けで攻撃を行い、見事敵を退ける。
第六章『木の掟』(☆)
湊生は綾乃と交渉し、魔法の練習の為にまだ当分体を借りることになる。
そんな矢先、女性陣が不在時に男性陣の前に一人の少女が現れる。
彼女こそステア、本名スティリア=トルドール、木星国守護神にして、テイムが頭が上がらないという人だった。
トルドール家は、昔の大災害の活躍により永世王家の称号が与えられ、ステアはその養女に当たるらしい。
そんな彼女の口から聞いた世界の情勢から、レウィンは完全に自らの過去を思い出す。
レウィンは一行の前で今まで深く被り素顔隠していたバンダナを取る。
レウィン、彼こそが最後の守護神、海王星国の容姿端麗の天才王子レイト(本名・レトゥイル=シェイレ)だった!!
第七章『火の掟』(〇戦闘有)
太陽国に向け帰国を開始した一行。
湊生は魔法の修行、テイムは自らの特殊能力:工作を使って何かを作り、他のメンバーはゆったりした時間を送っていた。
サラとレイトの間に起こった半年前の事件のレイトサイドがここで明かされる。
再び火星国に入り、増援が来て数が増した敵を前に、事件は起こる。
冥王星国についたサラの兄・フェンとの再会、そしてサラとテイムは表世界の彼等の姿になって戦うことが出来なくなってしまう。
レイトの予知により最悪の事態からは回避でき、テイムが作ったワープホールから戦線離脱することになる。
第八章『氷の掟』(☆恋愛要素有サラ×レイト)
ワープホールを通り抜け、テイムの操作無しで行った為にレイトとサラ(元の姿に戻った)は他のメンバー達とは違い、火星国内にワープしてしまった!!
すぐにサラの実兄フェンと遭遇、空中庭園に招かれた二人は、火星国を抜け綾乃達のワープ先地球国の上空に辿り着く。
再びワープホールが使われ(テイムの操作有)、三人の元へやってきた綾乃達は、レイトの秘密について聞く・・・・・・。
そしてフェンが持ち出した笛。
それは何と、冥王星国が侵略した国の住民全ての命が使われていた。
レイトを操るその笛で、本来はSランクであるというレイトに綾乃達を殺すように命じる。
サラは自分の魔力とその笛を交換し、笛を壊す・・・・・
だが、笛には恐るべき設定が成されていた!!
その後、空中庭園は消え、サラは海に真っ逆さまに落ちていく。
レイトが助けようと手を伸ばすも、サラは手を掴むことを躊躇する。
泳げないサラを、レイトは助けようと海に飛び込む―――
第九章『砂の掟』(☆恋愛要素有綾乃×レイト、サラ×レイト)
サラが魔力を失ったことで、ノーリネス家は王家の座を奪われようとしていた。
それを助けたのはレイト。
魔力を失った原因が自分にあるからという責任感故だった。
そんな中、綾乃の態度の硬化にレイトはテイムから気持ちを聞かれる。
素直に話したレイトに、テイムは絶句する。
金星国と海王星国。
二つの国は、昔から深い付き合いをしてきた。
そして二人の間には婚約があって・・・・・・。
レイトに想いを寄せる綾乃は衝撃を受け、またサラも何度もレイトを傷つけた為に自分がレイトの婚約者になるのはふさわしくないと拒否する。
レイトはサラの元を訪れ、バルコニーで互いの想いを確認する・・・・・。
第十章『水の掟』(〇戦闘有)
サラとレイトの婚約は公のものとなった。
その為レイトは海王星国本国に戻り、サラは金星国に留まることになった。
先に水星国に戻ったテイムから国書がきて、水の都水星国から水が失われてしまっていることを知った綾乃達は急いでテイムと合流する。
水星国の水源は地下にあり、潜水艦で水中に潜った一行は海底洞窟でナイト(大隊長)のイメルダとビショップ(中隊長)と対峙する。
ポーンとの戦いで魔力を消費し、力の残っていない2人は危機に瀕する。
それを救ったのは、リフィアの闇属性魔法だった・・・・・・
そして彼女は、彼らを殺すように命じられていた。
気絶中の綾乃を除き、湊生とテイムは何が起こったのか分からぬまま唖然としていて、まさか刺客が旅の仲間に紛れているなど考えもせずにいた・・・・・・。
《この後の物語は・・・・・》
キーワード:逃亡、魔、予知夢、捕縛、未来世界、覚醒、計画
綾乃達は太陽国に戻り、太陽大命神の守護神継承の儀が執り行われる。
無事に湊生が守護神として認められたのも束の間、彼らはとある事件から第二周目の旅に出ることを余儀無くされる・・・・。
恋愛模様・・・・
公的に認められたレイトとサラの関係はプラスにもマイナスにも変化し、複雑化する。
そして新たなカップリング発生・・・・・!!
・・・・・・の予定ですので、駄文ですが是非ご覧下さい。ではでは。