サイバー課
キャラクターのプリントされたカレンダーを捲ると、3月の卒業式の日にに赤丸がついている。旅行にでも出掛けようかな、と、思いながら部屋の電気を消した。
紙飛行機に乗ってLEDの点灯している、トンネルを抜けると突然、ベランダに到着した。少し散歩に出かけると、観覧車の見えるプールに出た。
「あ、水泳のトレーニングしなきゃ」
思わず、口に出すと、猫耳の尻尾をパタパタさせたカップルに、クスリと笑われた。雪が降る中を散歩しながら、公園を歩くと出店があり、お弁当を買うとキッシュの弁当に舌鼓をうち、パソコンの電源をつける。プログラミングしながら、うーんと煙草に火を着けた。
「面倒くせー」
その声で、目が覚めた。寝言を言った様だった。顔に当たる寒気の寒さに目が覚めた。布団が温い、腕を伸ばしながらリモコンを操作して、暖房をつけた。部屋が暖まるまでもう少しこのままで居ようと、身体を丸めて眼を瞑る。変な夢を見たなと思い出しながら、ニヤリと笑った。