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原始時代のチー牛  作者: akira
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19/22

宇宙崩壊を見届けるチー牛

ブラックホールの中で文明を発展させたチー牛たちだったが、その文明は兵器転用などまったく考えておらず外敵の一切いない場所でただただ自分たちが快適に暮らせる世界を形成していたので

攻撃的な兵器が突如として出現した現状に困惑しそして対応策などまったく思いつかないのだった。


チー牛たちはこの1万年間、滅びた古代文明やほかの惑星の最新技術を組み合わせながら素晴らしい技術や発明をしてきたが、そのすべてが居心地の良さを追求するという一点に集約されていた。

それもそのはずだろう。宇宙の果て かつ ブラックホールの中 かつ その最奥である中心 特異点 などこの宇宙の中でもっとも

入る意味のない場所かつもっとも過酷で危険な場所なのだ。 こんな場所に突撃しようという発想が出るものはこの宇宙のなかで 比呂保保くらいのもののはずだったのだ。


この宇宙で一番強力な結界といってもいい場所に楽園をきづいていたチー牛に、外敵などといった発想はなかった。

マダガスカルにいたドードーなみに危機意識がなくなっていたチー牛たちにとって、

ただただ楽しくただただ楽に暮らしていくためだけに発展したこのチー牛文明は、戦闘行為などだれも思いつかないものだった。


こうして肥え太っていったチー牛たちはみな不老不死だったが、おなかや顔には脂肪がたっぷりとのり 顔の油 体中 油でギトギトだった。

毎日幸せに暮らしていたところ、宇宙の果てからやってきたハヤットがなにをおもったか比呂保保たちのいるブラックホールに突撃してきて幸せの日々、平穏を脅かすのだった。








比呂保保はハヤットにスピーカーで声をかけられて激昂していた。  

なにしにきやがったハヤット! こんな宇宙の果てにきてまでぼくらの平穏を脅かしに来たのか!!??




ハヤットはしばらくだまっていた。 なにからはなしていいのか長い間思案していたのだ。


比呂保保 お前たちがいなくなってから、この宇宙で何がおきていて、俺たちがどれだけ大変な目にあっていたのかこんな田舎の宇宙の果てのブラックホールの中で

ひきこもってたお前らは知るはずもないだろうな。



は?宇宙? お前らのことなんか知るもんか! ぼくたちはただ自分たちの暮らしを守っていただけ、今更何しにきたっていうんだ どうやってここがわかったんだ!

もうほっておいてくれ ぼくたちはここで幸せにくらして だれにも迷惑をかけずに過ごしているだけじゃないか!!







「悪魔ハヤットだ!」

「なんでこんなところに!」


空中に投影されていたハヤットを目にした第一世代のチー牛たち500人は大騒ぎして慌てふためいていた。





お前たちはこれまでおこった宇宙のすべての事情を知る必要がある。

注意深く聞け。

おまえたち全員にしっかり聞こえるように全スピーカー最大音量でな。


 

ハヤットはスピーカーの音量を最大にした。しばらくハウリングがおこり 

不快な音が町中になりひびいていた。 





お前らチー牛が宇宙を出てから、地球は宇宙人に侵略されたんだ。




チー牛たちはおろおろした目でハヤットが話しているのを聞いていた。

一部のチー牛は逃げ出したりなんとかして戦う準備をしよう とかいったりしていたが

大半のチー牛はしばらく動こうとしたあとで、大体みんなぶくぶくふとって危機意識もないので

逃げようとして体が重いのを感じてまた座り込んで、もっていたハンカチで汗をふいたりして一息ついていた。





リ・アジュール帝国は侵略者に対して、闘争の末なんとか侵略者を追い返した。

だがそのあとでやってきた別の宇宙人がやってきたんだ。 


最初はどうなることかと思ったがその宇宙人は侵略を目的としていなかった。交流を目的としてやってきたその宇宙人とは対話を繰り返すことができ

いろんなことを教えられたよ。


今、外の宇宙では大戦争の真っ最中で、宇宙中のありとあらゆる星が戦争をしていた。そのなかで各惑星が侵略と吸収を繰り返して少しでも勢力を拡大させて

生き残ろうとしている真っ最中だと知らされた。地球は宇宙の一番端っこだったから今まで侵略のターゲットにならなかったが。

全宇宙規模の大戦争はさらに激化していてついに地球みたいな田舎まで狙われるようになった。


宇宙でそんなとんでもないことが起きてたなんてだれが想像する?そんな中で宇宙技術もろくにもってない俺たちがいきなり大戦争に巻き込まれたんだ。


友好に接触してきた宇宙人は比較的宇宙では弱い立場だったから、こうして事情を伝えあいながらゆるく共同戦線を張ることで身を守っているらしい。


そいつらと協力しながらいろんな宇宙の技術を教わってなんとかしてやってきたんだ。 

そこから数万年間にわたり全宇宙戦争が続いた、俺はお前たちチー牛たちとの戦争で培ったノウハウを使いながら

勢力を拡大していったよ。最初は大変だったさ、言語も価値観も体系も違う異星人でしかもおれたちよりはるかに文明がすぐれてる惑星と

戦うんだからね。 でも基本は同じだった。 お前らだってリ・アジュール帝国よりずっと進んだ科学力をもっていたけど


結局ぼくのからめ手 空気をあやつる技術に負けていったんだから。  


僕がずっとお前と一緒に暮らした洞窟で試していた人の心を操る方法 空気のコントロールの仕方、目をつけた相手をちょっと空気をずらしてみせるだけで

追い込んでいく技術、これはおまえらとの戦争でも十分有効だったことは確認できていたからね。


おなじよーにしてやったよ。 あっちの惑星の人 ちょっとなんか最近あやしいですよ。 あっちの惑星 実はうらぎってるんじゃないですか?

俺の主戦場は宇宙会議上のロビー活動だったよ、会議にでて、話して伝えて、ずらして パズルをくみ上げるように、

ルービックキューブで色をずらしてこっちの都合のいいようにものの配置をずらす作業だった。

それを宇宙規模でやったってだけで、時間はかかったけどなんとかなったよ。


数十万年かかったが最終的にリ・アジュール惑星帝国は宇宙の最大勢力の一つになった。


そして最後に滅ぼした惑星がチギュリアン星人ってやつらだった。

あいつら 強かったよ。俺の空気コントロールがあんまり効かなくてさ。


でも最後には、信頼関係をうらで築いたフリをして最後に裏切ってBON! さ。 比呂保保 おまえと同じだったよ。


そのあとはそいつらチギュリアン星人を家畜化して俺たちが宇宙を支配したんだ。 

おれたちが宇宙の頂点に立っていた。


だがチギュリアン星人がきがかりなことをいっていた。 


ーハヤット、、、我々の同胞がいずれ必ずお前を滅ぼすだろうー


あいつらは不思議な予言の力をもっていたからあながち軽く見れなかった。

おれたちはいろんな対策をしながら宇宙を併合して


最終的には平和な宇宙を作った。そして可能な限りながく存続させてきたよ。


それから40億年、宇宙の終わりが来るまでその平和を守り続けた。 

俺はこの宇宙の繁栄にもっとも貢献した宇宙の英雄だったよ。



だがその宇宙は寿命を終え世界は終焉したんだ。





比呂保保は目の焦点の合わない感じでハヤットをみていた。


「え? 宇宙が終焉した? なにをいってるんだ そしたら僕たちだって生きていないはずじゃないか。気でもふれたのかい?ハヤット」



宇宙にだって寿命はある、俺たちはただそれを見ていることはしなかったよ。なんとかして宇宙を延命させるあらゆる措置を試みた。

併合した全宇宙のあらゆる惑星と協調して、あらゆる最高の技術を集積させて宇宙の終わりを防ごうとしたが、何億年かけてもそれだけはできなかったんだ。


だんだん宇宙は温度が平均化し拡大し連携も取れなくなり、20億年も経つとそれぞれ栄華を極めた恒星はみな田舎になって寂れていった。


そのなかで家畜化していたチギュリアン星人のなかに特別な力を持つチー牛がいたんだ。 

俺はそいつをペットとしてずっと飼育していたんだ。 



だが次第にわかってきた。そいつはお前の息子だよ、比呂保保。



比呂保保は目の焦点のあわない感じでハヤットをもう一度まじまじとみていた。



は?


なにをいってるんだ?




お前が原始時代で楽園とかいって作った村があっただろ、あの時につくった子供がいたはずだ。だが俺がラドンをけしかけて村でお前たちがうまくいかないように操作して




??!! ちょっと待てハヤット!! やっぱりあの時の事もお前が手を回していたのか!! 



その話はもういいだろ 話の腰を折るなよ比呂保保 空気よめよ!!



ハヤットてめーー!!!



比呂保保はホログラムのハヤットに殴りかかったが、たぷたぷの脂肪に鍛えてない普段から動かさないからだがたたって、すり抜けざまにすっころんだ。




続けるぞ、ハヤットは続けた。

あのとき生まれた子供はどさくさにまぎれてお前とはぐれていて、お前は荒野にさまよっていったよな。

その時お前は 未開の地まで行っちゃったから人をやって後を追う事ができなかったけど、ほかの使徒たちやお前の子供に関してはずっと観察して仲間に同行を伝えさせていた。


だがある日お前の子供は、とある石と接触したあとで消息不明になっていたんだ。 その石は俺やお前が接触した石とおそらく同じものだったと考えている。



その石は、お前の子供を保護して宇宙にいるチギュリアン星人のもとに送ったらしい。チギュリアン星を併合して情報を統合させてる中で

特別な才能をもつチギュリアン星人の情報と、この星に来た時期 見た目の特性 不老不死をもっていること。 時間はかかったが遺伝子の情報も一致してることを最終的に確認できた。




比呂保保は転がりながら話した 

だとしたらお前、、  俺の子供はチギュリアン星人なのか、、? だとしたら俺は、、?



田舎者のお前らしい品性の低いものの感覚だな、宇宙は広くグローバルだ いろんな星の人間 生物が多種多様にまざりあっていてなんとか星人なんていうのは国籍がどこかみたいな記号ってだけで

中期宇宙時代以降じゃそういう感覚は古代のダサい下品な区分けだぞ比呂保保!


お前の古い感覚に合わせて教えてやると、チギュノイドっていう生物的な区分け上 同類ってのは宇宙中にいたんだ。

チギュリアン星人は宗教上チギュロノイドを同胞として強く大事に思う性質が強い星の思想ってことだな。


当時は地球よりはるかに進んだ文明をもっていたチギュリアン星人は宇宙の各所にポータルを送って同胞を支援する人道的施策を行っていた。

あの石はそういうものだったのさ。 お前にわかる程度まで簡単にいえば高性能AIってだけさ。 いまとなっては簡単な技術だな。




あの石がお前の子供が、チギュリアン星人がさがしていた才能をもつチギュリアン、 チー牛のことな、だったらしい。 未来を予言できる力をもつチー牛がごくまれにいるんだ。

その才能を発見した石がお前の子供をチギュリアン星に送ったのさ。 


そこで不老不死になってチギュリアン星に貢献させられてきた。 


だが俺たちにチギュリアン星は併合されて、お前の子供は俺のペットになったのさ。


比呂保保は大声でさけんだり悪態をついていた。どういう感情をもっていいかわからなかったが怒るべきだとおもったからだ。 

宇宙でさみしくなった時 お前との時間は案外いいものだったんじゃないかっておもった瞬間もあったのに!!

比呂保保は泣きながら叫んでいた。



数万年のときを経て自分の子供のことなんかとっくに死んだと思っていた。愛していたかもよくわからなかったが。それでもだった。




お前の子供はチギュリアン星で、宇宙でも特殊な才能に加えてチギュリアン星の最高の教育を施されていたからな、天才だったよ。

それをペットにしたときの気持ちは最高だった。俺は宇宙の王としてこの世界がうまれて誰もなしえなかった最高到達点にきたんだなって。


宇宙の寿命を送らせるために俺たちは超次元アンカーを宇宙の端っこのありとあらゆるところに打ち付けて固定してきた。

これ以上宇宙が広がらないようにして、間の宇宙にも楔を打ち付けてきた。 

暖かい星のエネルギーが融和して抜け出さないように、広い範囲にある熱を一か所にあつめて太陽を再構成するプロジェクトを走らせ

宇宙がこれ以上ひろがらないようにして、暖かい場所がなくならないようにたくさんの太陽をつくっていった。


それで数十億年は宇宙がバラバラになるのを食い止めていたが限界があったんだ。


そんななかでおれのペットでおまえの息子である天才チー牛に未来の情報を集めさせ未来の技術を今現在にさきどりし続けていった。

技術に理解があるチー牛が未来をみれば、その技術を現在に顕現できる。そして更新された最新の現在をベースにまた未来をみて

トライアンドエラーを繰り返す。 宇宙の崩壊をふせぐためにできることをすべてやったよ。


そして今はまだそのプロジェクトの途中だ。 


お前の息子が次に示した施策のなかに比呂保保、お前の存在があった。

お前が次の作戦のかぎを握っているらしい。


は? 比呂保保は目の焦点があってない感じでハヤットをみていた。



どうやらもうこれ以上宇宙の崩壊を押さえる方法はないらしい。だがいくつかの人類は生き延びる方法はある。


こんなブラックホールの中心点 特異点の中の超超重力の中だ。ほかの宇宙の時間とくらべものにならないくらい流れが遅いからな。

おまえらが1万年過ごす間に宇宙はもう何十億年っていう時間が経過していた、


それでもこの長い宇宙の歴史のなかで特異点に適応して文明をきづくようなやつなんて存在しなかったよ。

おまえらだけだ。 驚いたよ。お前らがまだ生きていたなんて思いもしなかったからな。


どんな情報もでてこない場所だ。だがお前の息子の予言によっておまえらの存在を認識できた。

あとは技術開発、未来視、現在更新、未来視、技術開発 のコンボで1億年くらいかけてブラックホール適応技術を開発したんだ。


おまえらがいったいどうやってこんなところで生きるすべをてにいれたか、未来視を繰り返してようやく判明したよ。


おまえが昔から得ていた謎のテクノロジーの情報はどうやら次の宇宙にあるさらに未来の技術だった。


次の、、宇宙、、? 比呂保保は目の焦点があわない感じでハヤットをぼーっとみていた。


繰り返すがこの宇宙はもう終わりだ。なにをどうしてもこれ以上延命させることはできない。 まもなく宇宙は終焉を迎える。


そしてその後、次の宇宙が生まれる。 そしてその宇宙を乗り越えることができるのは特異点だけだ。特異点のなかだけは次の宇宙を迎えることができる唯一の場所だ。

この宇宙が崩壊するギリギリまで研究を続け数百億年かけてようやくその事実に確証がもてた。


研究によって以前の宇宙の痕跡が宇宙のいくつかの場所で発見されてはいたんだ。 計算上は400億年ほど前になるがそんなときに宇宙など存在しない そんな物質や遺跡が広い宇宙には

残っている場所があったんだ。  ブラックホールのなかの特異点に保存された文明の情報がたまに漏れだしてきたいたせいだろうな。


これにもう100億年はやく気が付いていればもっとやりようはあったがもう時間は残されていない。 そんなときブラックホール特異点内部での文明の構築に成功しているお前たちの情報を

お前の息子の未来サーチで発見した。 時間はかかるが簡単な作業だったよ。 宇宙のあらゆる座標を観察してその未来をみる。 仮説をたててその未来をみる。 そういうことを永遠とつづけることで

本来知りえない 多くの情報をあつめてようやく発見したんだ。



お前たちが武装をもっていないことも知っていた。だからただ特異点にはいれさへすればよかった。

お前たちは特異点にある前宇宙の文明や情報と、そして比呂保保のあいまいながら未来とどこかで接続する力で次の宇宙の情報を駆使して

特異点でも生活できるような文明をつくりあげていた。


はっきりいうよ 比呂保保 お前には嫉妬した。おれが現在の宇宙の帝王になってもお前は俺の先をいっていたことにな。 次の宇宙にわたる技術を開発していたお前を越えなければ

俺は満たされない。


だが超える超えないの問題はじゃない。 まもなくこの宇宙は終わるんだ。 そして次の宇宙に行けるのは一握りの人間だけ。

もしこの系譜を残そうとしたら今俺たちのもっている船の乗員だけじゃいずれ絶滅し人類も終わりを迎える。詰むのはわかっていた。


だがお前たちは数万の規模の文明をもっている。 このままここで宇宙の終焉をやりすごして次の宇宙でまた人類を反映させるには

ここの文明とおまえらの数がいるんだ。


俺たちだけでは次の宇宙にいっても、もたないだろう。




比呂保保はハヤットにたいしていった


はは なんだよ 偉そうに語って上から目線でいるけど結局のところ ハヤット お前は逃げ込んできたってわけか

ぼくらがつくった楽園が想像以上にすばらしくて 本当に完全な意味での約束の地で 箱舟でもあったから

一緒に乗せてくれよ ってそういうことだろ。


だったら土下座して一緒に乗せてくださいってたのまねぇか!


比呂保保はハヤットに切れて見せた。



ハヤットは手をひゅっとかざすと比呂保保に当たらないギリギリの場所めがけて 戦艦についていたサブウェポンで比呂保保の横にある遊具をふっとばしてみせた。


ひっ!

比呂保保は爆風ですっころんでいった。


比呂保保 お前が俺の上に立つことは許せないんだ。 僕はこれでも全宇宙を統一した唯一にして最大の帝王であり英雄なんだから、それなりの経緯を払ってもらうよ。

お前はいつもなんやかんやで何かをしてはいるけど、ヴィジョンをもたない 他人のことを考えもしない 

僕は常に人を率いて、導き、ヴィジョンを示し、世界を前進させ、人心を統一し、世界を平和に導き続け、人々の幸福に貢献しつづけていた全宇宙における真の王だ。

それにたいして運よく生き残ってきただけのお前がたまたまそこにいただけで価値が上がってると思うなよ!比呂保保!

価値とは、尊厳とは自分自身で考え意思を持って行動しつづけてきたものに宿るものだ。


運よくそこにいただけでその傘が大きかったりしたからってお前自身がすごくなったとうぬぼれるな どこに所属してようがお前自身の単体の価値は以前としてただの一般人でしかないことを理解しろよ比呂保保。

そういうやつよくいるよな。


比呂保保は半泣きになりながらきいていた。



ハヤットは比呂保保が悔しそうな顔をして感情が揺さぶられて落ち込んでいるのをみて気分が良くなっていた。


そのままハヤットは説明を続けていた。


お前の息子は一緒にいる、あとであいさつでもするといいさ。 

とにかくこの町は今日からおれたちリ・アジュール帝国が支配する。悪いようにはしない。 


この宇宙が崩壊して次の宇宙にいくまでにいくつかやることがある。 ほっといてもある程度は残るだろうが

安全に移行するにはやらなきゃいけないことがたくさんあるんだ。 その知恵を俺たちがあたえてやるっていうんだ。

感謝してほしいものだな。


そういってハヤットはホログラムを解除すると、武装した兵士がたくさんでてきて

さまざまな手続きを開始して リアジュール帝国流の法整備や管理体制をしく準備をまたたくまに進めていった。


10年近くが経つと、一通りの作業は終わったようだ。 すっかりリアジュール帝国の住民たちがチー牛の楽園に居ついてしまい

基本的に大事なことはすべてかってに決められていき チー牛たちは政治や統治権をもたず、みすぼらしい思いをして過ごしていた。


特異点のなかでの10年は、常に変動するもののそとでは数万年近くは時間が経つらしい。 こくいっこくと宇宙崩壊はせまり

しかし手続きを終わらせたハヤットはもう特にやることもないので、毎晩パーティをひらいて飲み会をひらいていた。。


のーんでのんでのんでー!  ぎゃっはっはっは! ひゃっはっはっは!

毎晩 市長ホールではリア充たちが大騒ぎをしていた。 


チー牛たちはこういう空間でいきなり大声や笑い声のする場所が大嫌いなので近づかないようにしていた。




50年後、 現行宇宙は崩壊を迎えた。  




ハヤット達は観覧室をつくり、宇宙崩壊をハンモックにのりながらお酒をのみながらパーティをひらきつつウェイウェイいいながら眺めて過ごしていた。

結構きれいな眺めだな! たーまやー!  


リアジュール帝国のパリピたちが楽しそうにパーティをしているなかで、 

特に悪い扱いをうけてはいないものの、大事なことをきめるときはつねにかやのそとにいるチー牛たちはいつも通り過ごしていた。



比呂保保もなんとなく気になったので観覧室のすみっこでラムネをのみながら宇宙が崩壊する様子を眺めていた。

こんな状況でパーティをひらいて楽しそうにしてるパリピたちにむしろ感心しながらつくづくこいつらとはちがう人種なんだなとおもいつつ


宇宙崩壊ってこんな雰囲気でいるものなんだっけか? などともいつつ花火でも見るような感じですごした。




そして横には比呂保保の息子 ヒロットがいた。

50年前に息子と再会した比呂保保は、比呂保保の家で一緒に住むことに決まりずっと過ごしてきた。



しばらく宇宙崩壊の様子をながめながら二人でラムネをのんでいたがふいにヒロットが比呂保保にいった。





「ねぇお父さん ハヤットを殺す方法 知りたい?」






比呂保保は驚きもせずヒロットを目の焦点があわない感じの目で眺めていた。

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