004 異世界 サーシャとの出会い
某掲示板のぞいてみたけど 信じてる奴は少なそうだったな
まあ別に信じてもらわなくても良いんだけど
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さ~て今日のスタート位置はどうするかな~?
車で移動してきた所か それともワイバーンと共に墜落した所か・・・
うん 動画も上げたし仕切り直しもなんなので墜落地点からのスタートにするか
そうなると車は使えないな もうちょっと舞〇術練習して空の旅ってのもいいが
あっという間に旅が終わってしまうから位置確認程度の使用に控えよう
「こんにちわ~ 私はユウ・D・リンウッドです!前回ワイバーンに攫われて
山の中まで連れ去られてしまい現在遭難中になります~
もう少し舞〇術を練習して空の旅っというのも良いですが
それだとあっという間に旅が終わってしまうので歩いて行こうと思います!
そうそう ここで一つ!某掲示板サイトでの質問ですが動画内で一つずつ答えていこうと思います
先ず一つ目は何故魔法がそちらのアニメとそっくりなのか~ですが
それはズバリ イメージがしやすいからです 実は魔法を使用する際イメージはかなり重要なのですが
こちらの世界だと光魔法や爆裂魔法とか言われても誰もイメージ出来ないんですよね
見たことないんですから しかしアニメだと動画で見れる為イメージしやすいんです
それが架空のものだったとしてもです その架空のものを現実化出来るのが魔力です
魔力は万能ですのでイメージ次第ではなんでも出来ます 召喚勇者が強いのはそのためだと思います
と いう訳で私の魔法もそちらのアニメを参考にしてるのです 主にドラゴンボ〇ルですけど~
では長々話しても進まないので移動しま~す」
ちょっと冒頭から長くなりすぎたかな? まあいいやとりあえず沢を下るとするか
実際は遭難しても川沿いには下ってはダメらしいが俺には魔法があるから問題はない
それに水のあるところには村とかありそうだし 今度こそ知性ある現地人に会いたいな
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知性ある現地人に会いたいって言ったけどさ~
コレジャナイ感半端ないんだけど~!
「へっへっへ こんな上等な女が山の中歩いてるとは思わなかったぜ」
「おまえら傷つけるなよ こんな上等な女初めて見た 高く売れそうだぜ」
「お頭 売る前に俺達で楽しむんだろ?俺もう我慢出来ないぜ」
そういえばこいつ等の言葉理解出来るんだけどなんでだ?
異世界言語チートでも働いてるのか?
『そちらでの言語は全部頭に入ってるわよ こちらにはスキルなんてないからね管理面倒だし』
「面倒って言っちゃったよこの女神様 まあ魔力が万能過ぎて他は何も要らない感じだけど」
そうだ一応これも動画にしておくか
「という訳でこいつらに知性あるのかな?一応言葉は通じる現地人には会いましたが
分かり合えそうにない奴らですので退場してもらおうと思います」
「おいおいおい姉ちゃん 何いってやがるんだ解る言葉で話せや」
「安心しな~命までは取らないからよ ちょ~っと楽しませてもらうだけだからよ
あんたも俺達もな!」
さてとこいつ等どうするかな モザイクは面倒だからバッサリカットの方向で行こうか
「や・・やめてくれ!い・・命だけは助けてくれ!」
「もうあんたには聞くことはないから さようなら」
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「残酷なシーンなのでバッサリカットしました!
アジトにはあと5人居て捕らわれた女性も1名いるらしいので害虫の掃除ついでに助けようと思います!」
即席で作ってみた探索魔法で調べると確かに6人の反応があった だけど1名の反応が弱い
急いだほうがよさそうだ 出し惜しみしてる場合ではないので空を飛んで移動する
するとすぐに目的地に到着し有無言わさず山賊共を殲滅した
「うわ・・・ヒドイ・・・まずは体力回復の魔法を・・って何かいい参考アニメあったっけか?」
そういえば某劣等生アニメで一瞬で復元する魔法あったな あれをイメージしよう
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うう・・・失敗した そういえばあれは外的な要因により損傷を受ける前のエイドスをフルコピーし、
それを魔法式として現在のエイドスを上書きする魔法だったな
その者の経験した事象がそのまま俺の中に入って来たわ・・・超痛い
「うわ・・・トラウマ物だわこれ・・・俺が受けた訳じゃないけどこれはヒドイわ
そこまでボコボコにするか?普通 それでも18禁な事される前だったからそこだけは幸いか・・・」
これは封印!デメリットある魔法はダメだ二度と使わねえ! 自己修復術式のほうだけにするか
こっちは便利そうだしってそんなこと考えてる場合じゃなかった 女性助けないと
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「ここは・・・?」
「あ 気が付いたわね 大丈夫?ここは奴らのアジトの外 一応魔法掛けて身体の傷は癒したけど・・・」
「あなたが助けてくれたの?ありがとう」
「いえいえ 私は大したことしてないわ 私はユウ・D・リンウッドっていうのユウって呼んでね
あなたは? なんで山賊に囚われていたの?」
「家名付き・・・貴族様? 私はサーシャ リムの町の冒険者です まだ成り立てですが
常時依頼の薬草採取で山の中に入っていたんですが 気が付いたら山賊に囲まれてしまって・・・
必死に抵抗したけどボコボコにされちゃって そこから覚えてないんですが」
「そう 大変な目に遭ったわね 身体は治したけど心までは治せないから・・・
あと私は貴族様じゃないわよ」
「大丈夫です 命があっただけ十分です!相手が魔物だったら生きたまま食べられるらしいので
それに比べれば何倍もマシです! ありがとうございました!」
「そう サーシャは強いのね さてこの後どうする?あなたの装備は多分奴らの
アジトにあるとは思うんだけど・・・取りに行く?」
「裸では帰れないし取りに行きます・・・あの中は安全なんですか?」
「ええ 何人か転がってるだけで問題ないわよ 行きますか」
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「革鎧とカゴはあったけど・・・剣がないわ」
「下着は・・・破られてるわね 私のあげても良いけど・・・上は合わないわね」
「うっヒドイ・・・」
「Tシャツとパンツあげるからそれで凌いで一応未使用よ 剣は最初に私を襲ってきた奴らが持ってたのかも」
死体の横で雑談もなんなので 外に出てから下着と鎧を付けて貰う
一応録画中・・・人の着替え見てるとドキドキするね~
よく見ると胸は小さいけど小柄でカワイイ子だった
この後はリムの町に案内してもらうついでに第一の惨状現場に行き奴らの剣と通貨を回収
慰謝料代わりに貰っていく
因みにアジトにはろくなものはなく小銭程度だけだったがちゃんと回収済み
「これ全部貰っていいんですか?魔法剣もありますよ?」
「慰謝料代わりに持っていきなさい 魔法剣とやらはサーシャが使っても良いし
それに私は魔法使いだから剣は使えないわよ」
「そういえばユウちゃん杖持ってないのに魔法使えるんですね」
どうやら普通魔法使いは杖とかの魔法媒体を用いて魔法を使用するらしい
俺は最初にベジ〇タのギャリ〇ク砲のイメージで使っていたから
媒体無でも使えるイメージが出来上がったんだろう
今更なんだけど・・・ギャリ〇ク砲って魔法じゃないよな!
ついでに言うとドラゴンボ〇ルが!!
まあ使えるから良いんだけど!!
イメージが大事なんです!!
「ユウさん?どうしたんですか?面白い顔してますが・・・」
「いえなんでもないわよ おほほほ・・ 上級者になれば媒体無しでも使えるのですよ」
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「ここまで来ればあと3時間ほどでリムの町に着くわ」
「だけど辺りは真っ暗ね 移動は難しいか」
「本当は明るい内に野営の準備するんだけど・・・」
「仕方ない サーシャさん私につかまって 空飛んで移動するから」
「え?空? 魔法使いって空飛べるの?ってええええあああああ!!!!!」
「速度はゆっくり目にするから!あと口閉じてないと舌かむよ!」
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「怖かった・・・ユウちゃんヒドイ山賊よりもヒドイ」
「えええ?そんなことはないでしょ!?」
「サーシャじゃないか!遅かったじゃないか 心配したぞ」
門番していた兵士がこちらに気が付いて話しかけてきた
飛んでる所は見られなかったのかな? まあ見られても良いんだけど
「山賊に襲われちゃって・・・気を失ってたんだけど
このユウちゃんに助けられたの命の恩人よ」
「山賊だと?西の森にか?そんな近くなら討伐隊出さないとならんな 詳しく教えてくれ」
「ああ山賊は私が全部討伐したわよ 総勢15名アジトに5名
そこから少し離れた場所に10名転がってるわ」
その後詰所で詳しい状況を聞かれ解放されたのは深夜になってからだった・・・
サーシャと別れ早く自宅に帰りたいのだが 泊るところ心配したサーシャに無理やり家まで連れてかれ
一泊するはめに お腹空いたのだけどこの時間に酒場に行くと確実に絡まれるとのことで我慢して寝る
はぁ~今度ストレージには食べ物入れておこう・・・
「見知らぬ天井だ・・・ってそうだった サーシャの家に泊まったんだった」
『ちょっと!風呂に入らず寝るってどういうこと!?』
「夜遅かったし この家風呂付いてないようだしね 無理言わんでくれ」
『こそっと帰って風呂に入ってくれば良かったじゃない 一部屋借りれたんだしバレないでしょ!』
「まあ言われて見れば・・・しかしもう朝だし拭くだけにするよ」
部屋の隅に置いてあったタライの中に魔法でお湯を出し身体を拭き始める
これもなんか異世界っぽくてよくね?折角の旅だしこういうのも楽しまないとね
ガチャ
「おはよ~ユウちゃん!」
「「あ」」
元気にドア開けたサーシャと全裸で身体拭いていた俺
突然のことで動きが止まってしまったが・・・最初目と目が合っていたのだが
段々サーシャの目線が下がり・・・
「うわ~大きい!綺麗!羨ましい~~!!」
「ちょ!ちょっと!触るな!抱きつくな!」
「うわぁモチモチしてる!柔らかい!」
「ちょやめ! ちょ・・あっ・・胸揉むな!」
・
「で?命の恩人に何か言うことは?」
「ごめんなさい調子に乗りました」
こっちにもDOGEZAってあるんだね 勇者が伝えたのかな?