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幼なじみを庇ったら幼なじみと親友の娘になりました  作者: ふきゆきのした
2章 銀髪幼女の生活 ~~中学生編~~
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第74話 ルーシー&スバルの子犬 6姉妹爆誕!


 ルーシーとスバル以外の犬は全て『』で会話しますが、イリス以外にはわんわん言ってるようにしか聞こえてません。



「~~~~~~~っ!!!」

「いいですよ。その調子ですよ」

ばたんっ!

「はぁはぁ……」


 数週間前の俺はハイハイすら出来なかったので、とりあえず少しだけハイハイできるようになったのは大きな進歩だろう。なんか赤ちゃんの頃に戻ったみたいだな。


「今日はここまでにしよっか? どうする? お散歩する?」


 病室に居ても暇だしな。気分転換に外にでも行くか。


「じゃあ行こうか?」


 俺は穂乃花さんに車イスを押されて病院の中庭まで移動した。


「少しここでゆっくりしよっか?」

「うん」


 少し穂乃花さんとまったりしてると目の前に見覚えのある白い犬が走ってきた。


「わんっ!(主! 私の出番久しぶりじゃないですか!)」

「わんっ!(俺の出番とかめっちゃ久しぶり!)」

「ルーシー! ……にスバルくん?」


 そういえばこの2匹第61話以来だな。月美ちゃんは?


「「「「きゃん! きゃん!」」」」

「……ほえ?」


 ルーシーの背中にルーシー? っていうか多くない!? 6匹いるんだけど!?


「イリスちゃん!」


 月美ちゃんが走ってきた。


「あのね、ルーシーちゃんが出産したの!」

「え、マジ?」

「それで名前を考えないと!」


 ルーシーの子どもか……よし、決めた!


「ココ、ナナ、ノノ、ララ、ルル、ロロ」

「……そう、男の子が居なかったからそれでいいんじゃないの?」


 確率とは?


「それじゃあ毎日来るけど、お世話は私がしておくから安心してね」


 アリサが世話するよりもマシだから任せておこう。


「うん、よろしくね。ルーシー、ちゃんと言うこと聞くんだよ?」

『当たり前でやっせぇー!』


 なんだこの犬は……子供にも影響しそうだな。


「月美ちゃん、少し触らせて」

「うんいいよ」


 月美ちゃんは一匹を俺に渡した。


「君はココ。これからよろしくね」

『ココ! よろっせー!』


 既に影響済み!? それとも犬ってこんなやつしか居ないのか!? っというか「きゃん!」とか鳴き声すら消えた!? 完全にテレパシー!?


「次に君はナナで、君はノノね」

『ナナ! よろしくね!』

『ノノですね、よろしくお願いします……』


 ナナは陽キャというより光ちゃんで、ノノは大人しい感じだな。同じ犬から産まれたはずなのにこの違いは一体……


「それでララとルルとロロだね」

『ララ! 主よろしくお願いします!』


 ララがリーダー役かな? 1番マトモ……


『ルルだって! ルルだよ! ルールルルルッル~♪ 今日もいい天使♪』


 はしゃいでる……まあ、産まれたばかりならこんなもんか。むしろ他の奴らが異常なだけか。


『お前はサザ◯さんか! って、はよツッコミせんかい!』


 違った。コイツ月美ちゃんだわ。というかなんで産まれて時間経ってないヤツがサ◯エさん知ってんだよ。


『ロロ、よろしく』


 ノノと1番会話できそうなやつだな。まあ、こういうヤツが1番大事だからな。


「わふっ!(主驚いた? 驚いたでしょ?)」

「うん、驚いたよ。よしよし、みんなのこともちゃんとめんどう見るんだよ?」

「わふんっ!(余裕でっせぇ!)」


 絶対ナナとルルが影響受けるだろ……今度隔離しておくか。


「それで光ちゃんが一匹欲しいって言ってたんだけど、大丈夫?」

「うん、いいよ」


 誰をくれてやるか。この中で1番めんどくさくなりそうなやつ……ココ、ナナ、ルル辺りだな。ナナが光ちゃんに似てたしナナでいいかな?


「じゃあナナでいいかな? でも最初の方の世話はしてからの方がいいよね?」

「そうね。夏休みぐらいに渡しましょ?」


 まあ、それまでに退院できないけどな。


「月美ちゃんは何匹?」

「いいの?」

「だってスバルくんの子どもでもあるから当然じゃないの?」

「イリスちゃんが言うなら……2匹貰おうかしら」


 よし、ココとルルだな。ララとノノとロロは絶対に譲らん! ララは素直そうだし、ノノとロロは大人しいから!


「じゃあルルちゃんとノノちゃんにしようかしら?」

「ノノはあげないよ?」

「ふふふ……ここにあるのが何かわかる?」


 月美ちゃんは『シーソーの形をした何か』とその上に乗っているルーシーかスバルくんのう◯こを示していた。


「それは……まさか!」

「そう! ウ◯コ投げ機よ! 投糞5秒前!」


 ちょっ!? おまっ!? ヤメロ!! それはダメだろ!!!


「4、3、2、発射ァ!!!」

「危なっ!?」


 1のカウントをしろ!!


べちゃっ!

「「あっ……」」


 ルーシーたちのう◯こは穂乃花さんの顔に投糞された。


「二人とも? 少しいいかしら?」

「「Oh……」」


 数時間こってりと絞られた。途中でトイレが我慢出来なくなったのは内緒。小鳥がふざけて無理やり履かせたオムツに感謝する日が来ようとは……


 それから月美ちゃんの交渉(という名のう◯この暴力)によりノノが連れ去られて行くことが確定した。何が「おらおらおらおらっ!!!」だよ。う◯こ乱射するなよ。病院が臭くなるだろ。


「二人とも? 病院をこんなに汚くして、少しお話があるんだけど?」

「「あっ……」」


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