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幼なじみを庇ったら幼なじみと親友の娘になりました  作者: ふきゆきのした
2章 銀髪幼女の生活 ~~中学生編~~
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第82話 やはり新キャラには地雷がついていた


 俺はアイちゃんを連れて脱衣場で服を脱いだが、アイちゃんが全く脱ぐ様子がないので脱がしてみることにしました。


「ちょっ!? やめて!」

「よいではないかー! よいではないかー!」

「あーれー」


 いまがチャンス!


「えいっ!」

「きゃっ!?」


 アイちゃんのパンツを下ろすことに成功した。


「……はい?」


 アイちゃんのパンツの下にはとあるブツがついていた。


「え? 男の子なの?」


 なんかあの物体を見るだけで恥ずかしいんだけど……18年間をともに過ごしてきた仲の物体を見ただけなのに……


「そうだよ! それなのにイリスちゃん酷い!」


 アイちゃんは少しだけ内股になって顔を赤くしながら言ったけど、すでにその反応が男の子のものではない。


「……男の子なのに女の子とお風呂に入ろうとしたの?」

「それはイリスちゃんが言ったんでしょ!」


 そうでした。はい、すいませーん。


「じゃあそのパンツとスカートはなに?」

「お母さんが間違えて発注しちゃったんだよ」


 うん、それ間違えなくわざと。小鳥が気づかない訳ない。だってチートだもん。


「まあいいや。とりあえず洗ってくれる?」

「え? この状況で言うの?」

「当たり前でしょ? 私は1人でお風呂に入れないの。だからアイちゃんが洗うの。OK?」

「全然OKじゃないんだけど? イリスちゃんはそれでいいの? ボクに襲われちゃうよ?」


 そんな可愛らしいち◯ちんでどうやって襲うんだよ。しかも俺にそういう知識は皆無だぞ? マジでおっ◯いとち◯ことたまたまと白濁色液と生理しか知らないぞ。……アリス◯ね!


「その顔絶対ボクをバカにしてるでしょ!」


 半分正解。でも残りの半分はアリスが俺の先を行った怒りだ。


「いいから早く入ろうよ。風邪引くよ?」

「ここ40度のはずなんだけど……」


 でも俺たちは風邪引くんだよ。さっさと入れよ。


「わかったよ……」


 という訳で一緒に入浴。別にアイちゃんの相棒を見なければ完全に女の子だから問題なし。



 30分後……



「イリスちゃんパジャマかわいいね」


 別にどこにでもあるような普通のパジャマじゃん。むしろそんなフリフリワンピースを着てるやつには言われたくないんだが。


「よし、アイちゃん。眠ったらその姿で外に出してあげよう」

「それはダメだよ!?」

「じゃあその可愛らしいパジャマはなに?」

「これはお母さんが用意したの!」


 さすが小鳥。とことんふざけてくるな。……別に羨ましいわけじゃないからな? 男が女よりも可愛い服を着てたらウザいなって思っただけだからな?


「まあいいや。はやく寝よ?」

「自分勝手って言われたことない?」


 ……ないな。よし寝よう。


「おやすみ~」

「ちょっとボクも寝るよ! そっち行ってよ!」

「全く……ほら、早く入って」


 俺はアイちゃんをベッドに入れて電気を消して寝た。


「スースー」

「(寝るの早っ!? っていうかなんでボク抱き枕になってるの!? もういいや。早く寝よ)」



 翌日……



 取り敢えず小鳥が帰って来ていたので、アイちゃんと二人で縛り上げてみました。もちろん亀甲縛りで。


「この程度なのね」

「……は?」


 小鳥が立ち上がると縄がするするとほどけていった。

 なにこれ? チート? どんだけだよ。取り敢えず光ちゃん家に逃げよ。


「さらばっ!」

「あっ、イリスちゃん!」


 アイちゃんさようなら。君のことは忘れないよ。またあとで戻ってくるからね。その時はお供えしてあげるから。


「アイちゃんは今日は買い物に行こうか?」

「え? うん……」


 がんばれアイちゃん。どうせ女の子用のコーナーにしか行かないぞ。

 さて、光ちゃん家に行こうかな。




「……というわけ」

「そうなんだね。今度ネット配信するんだけどさ。ちょっとイリスちゃん歌ってみない?」

「え?」


 というわけである程度練習したら録音開始。




「……世界はロリコンで溢れてるよ♪ お前ロリコン♪」



 なにこの曲。何度歌ってもクソだと思うんだが。


「二曲目もやる?」

「遠慮する」


 誰がやるかよ。絶対二曲目も変なやつだろ。


「じゃあ『KYOETOMO』やろうよ」


 なにそれ? 説明して貰おうか?


「説明して欲しそうな顔してるね。教えてあげよう。KYOETOMOっていうのは知らない人と電話するアプリのことなのだ! そこで幼女ちゃんが誰かと通話して貰って何人目で正体がバレるのかを検証して行こうと思います。ではさっそく1人目」

「はやっ!?」


 光ちゃんが携帯を取り出して俺に渡してきた。


『もしもし?』


 女の人かな? なかなか可愛らしい声をしてるようで。


「もしもし」

『あっ、可愛い! 今何歳?』


 光ちゃんが看板を見せてきた。

 ん? この通りに言えってか? まあ仕方ない。あとで焼き鮭を貰おう。


「7歳です! お姉ちゃんは何歳ですか?」

『15歳だよー7歳なのになんでKYOETOMOなんてやってるの?』


 光ちゃんが再び看板を見せてきた。


「あのね学校で友達ができないの。だからこうやって誰かと話してるの。お姉ちゃんはなんでやってるの?」


 ……あまりふざけてると殴るぞ?


『そうだね。暇だからかな?』

「ひま?」

『うん、こうして暇な時にこうやって電話してるんだよ。ちなみに声作ってる?』


 え?


「声って作れるの?」

『うん、この声も作ってるからね』


 マジで? 今度作ってみよ。


「地声はどんな感じなの?」

『え? 聞きたい?』

「うん」

『本当に? 嫌いになったりしない?』

「うん」

『じゃあいくよ?』


 どんな声なんだよ。嫌いになったりする声なんてあるのか?


『まあ軽くこんな感じかな?(イケボ)』


 ……ん?

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