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奥義の時  作者: 刀真
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4 作業場、修行

刀真は困惑していた。ミロク婆から聞いた国の名前は記憶の中になかった。いったいどこへ来てしまったのか?

「聞いたことのない国の名だな」


「そのうち思い出すのじゃ。作業も終わったからお茶にするのじゃ。トウマ、そこの椅子座って待つのじゃ」


「ああ」刀真は戸惑いながら椅子に腰掛けた。


ミロク婆はお茶の用意をして、テーブルにお茶の入ったカップを二つ置いた。

「トウマ、お茶にしようか」

ミロク婆は椅子に座り、テーブルのお茶を飲みだした。


「いただきます。」

刀真もカップを持ってお茶を飲み始めた。


「トウマはどこの国から来たのじゃ」


「日本からです。」


「え 日本とな 聞いたことのない名前じゃな」


「日本を知らないのですか」


「ああ 知らぬのじゃ」ミロク婆にはっきり言われた。


刀真はミロク婆が日本をよく知らない人なのかとこの時では思っていた。


「明日は作業場の片付けをして、わしは家に戻るがトウマはどうする。」


「国に戻ろうと思いますが、この国からどうやって戻れば良いのか、地図はありませんか。」


「地図はわしの家に行けばあるのじゃ。明日はわしといっしょに家にくれば良いのじゃ。」


刀真は少し考えて、

「それでは明日はいっしょに行かせてもらいます。」


「そうか、今日はこれで食事をして眠ろうかのう。」


それから二人は食事をして、眠ることにした。


*********************


山小屋の二人、刀真とじい様は軽い食事とお茶をし終わった。


「刀真、外で稽古をしようかの」


「はい。準備します。」

刀真は山小屋まで担いで来た革袋の一つから木刀を取りだし、小屋の外に出ていった。じい様も自分の担いで来た革袋の一つから木刀を取りだし小屋の外に出ていった。


二人は小屋と池の間で向き合った。


「それでは始めるか。」

じい様はそう言うと木刀を右側に立てて構えた。

刀真は木刀を正眼に構えた。


それからしばらく二人はお互いの目を見て構えていた。


「ふん!」じい様は一歩踏み出し、刀真の頭に木刀を降り下ろした。刀真はそれに合わせて木刀で左側へ受け流した。カンと音がしてじい様の木刀が流れた。じい様はすぐに横へ木刀を寝かせてすばやく刀真の胴を横から払った。刀真は木刀を降り下ろしてじい様の木刀を受けた。カンというかん高い音がして、お互いの木刀が合わさり止まった。

お互いしばらく木刀が合わさり押し合ったまま向き合っていた。

じい様が木刀を引いて一歩下がり右横に水平に構えた。刀真はじい様に合わせるように木刀を引いて上段に構えた。


それから二人はお互いに打ち込み、それを受けたり、流したりを繰り返していた。

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