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奥義の時  作者: 刀真
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2 洞窟の部屋、山小屋

土壁の曲がりで立ち止まり少し気配をうかがった。

土壁の通路の先、左側に灯りの漏れる入り口が見えた。


ゆっくりと入り口へ向かった。


入り口の所で中をのぞくと、テーブル、椅子、ランプが見える。 少し広い空間の部屋になっていた。


「すみません。だれかいませんか。」


しばらく待ったが返事がない。


恐る恐る部屋の中へ入った。


部屋の中を見回し、テーブルまで近づいた。入り口の右側の奥に別の部屋があるようだ。


もう一度、呼び掛けようと「す 」奥の部屋からお婆さんが出て来てびっくりした。


「あんたはだれじゃ」


「刀真という者です。」



***********************


山道を登る二人は、山の中腹の小屋に到着した。


小さな山小屋は木造で古かった。

小屋の前の庭は雑草が繁っていた。

その横に清水の湧く池があるようだが、雑草で見えない。


二人は小屋の中に背負った荷物を置き、

年配の者が「刀真、雑草を苅ってくれ」と若者に頼んだ。

若者は「はい」と返事をして、小屋の土間の奥に掛けてあった大きな草刈り鎌を担いで庭に出ていった。

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