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奥義の時  作者: 刀真
1/6

1 覚醒、山道



暗闇の中で意識が少し覚醒した。

土の匂い、足元には光苔がある。

見回すと前後は土壁で、左右は通路のように土壁が延びていた。


洞窟内にいるようだ。?


何故?


後ろを振り返ると洞窟の先は暗闇が続いていた。

前方へ向き直り洞窟の先へ目を凝らすと、灯りが漏れているのか、洞窟が左へ曲がっているのがわかった。


灯りが漏れる方へ一歩づつ歩み始めた。


暗い洞窟のためなのか一歩づつが慎重に探るようであった。


曲がりにさしかかると一旦歩みを止めた。

やはり左側から光が漏れていた。



**************************



初夏の山道を二人が登っていた。


二人は共に大きな背負袋を担いでいる。

また釣竿を入れるような太めな革袋を二つ両肩に担いでいる。


二人は一足を踏みしめるように歩んでいた。

担いだ荷物が重いためかもしれない、それがそのような歩みになっていたのかもしれない。


山道は木々により朝日から二人を遮り、少し肌寒い。

そのおかげなのか? 二人は汗もかかず、表情もおだやかである。




二人の服装は山登りとしてはどうなのか、着物、袴、足袋、ワラジである。


しかしその姿で二人は黙々と山道を登っているのだ。



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