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ZXTER-S  作者: 國枝明日香
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赤膜

気がつくと目の前に黒板はなく、草むらが広がる。


一年間もほったらかしにしていたせいか草は翔の腰あたりまで伸びていた。


しゃがめば身が隠れるであろう。


その場所からは校舎全体が視界に入った。


ここは、、校庭の端か。


翔は自分のいる位置を確認した。


すごいな、本当に一瞬で移動したぞ。あまりの出来事につい感動してしまった。


他の11人も同じように転送されたのか?


今のところ人の姿は見えない。


翔はその場で少し様子を見ることにした。


そのとき、ふと塀が目に入った。


そういえば、さっきは外に出られないようにしていると言ったが出ようと思えば出られのでは?


小学校の塀のせいかそこまで高さはない。


翔は試しに下に落ちていた石を拾って学校の外に投げ出してみた。


石は放物線を描き遠くへ飛んでいく。


ドォーーーン!!!!!!


突如、目の前が光り爆発音が響きわたる。


!!! なにが起きた!?


いや、翔は見ていた、、、。


石が、、、爆発した?


石が外に出ようとしたとき学校の内と外の境目で大きな音を立てて爆発した。


よく見ると、ほぼ無色だが薄い赤色の膜が学校全体に張り巡らされているのが分かる。


これは予想だが膜に何かが触れた瞬間そこの膜が爆発するようになっているんじゃないのか? 石が爆発するわけないしな。


だとしたら逃げようなんて考えるだけ無駄だ。


あんなものをくらってしまうとひとたまりもない。


そのとき、爆発を起こしたせいかは知らないが遠くから人が近づいてくるのが見えた。


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