二次面接担当者
二次面接担当者
一井商事・人事部 赤鬼グループ長
東強大学・水産学部出身出身。34歳、入社11年目。
『わたくしの周りは、馬鹿ばかりだ。隣の寝てるバカ、学生のバカ、部長のバカ、俺がいないと潰れてしまう。』
二次面接はZOOMで、企業説明会を10分程度行ってから面接に進む。
『はじめまして、わたくしは赤鬼です。この度は、弊社の面接にお越しいただきありがとうございます。はじめに、弊社人事部長からお言葉をいただきます。つぎに、企業説明会に入り、面接に移ります。長丁場ではありますが、どうぞよろしくお願いします。』
それでは、部長よろしくお願いします。
『あ、え、これつながってる。ああ、聞こえますか。え、ですけれども。えー、いわゆる、その、もんで、この辺りでいうと、まあ、あの健康にこの子は、話してくれて、他の会社も、まあまあ、受けていって、例えばしるばーまんや、あのー、あれに、ほんとに、こっちへね、来てくれたら嬉しいですけどねえ。それでは、ご健闘お祈りしてます。』
何が言いたいかわからないし落とす時に使う文章を平気で言う部長の雄弁を、最後まで熱心にメモ書きしている子を採用するつもりだ。
オフィスに戻り役員へ進捗を報告する。
『進捗です。いちおう、いまのままであれば、ペースに間に合いますね。(わたくしの報告、大丈夫完璧だ。次の仕事は、確か。)』
『これファイル見とけ。』
『わかりました。(時間の無駄だ)』
『あれ確認しとけよ。』
『はい。確認しておきます。』
『(うるせえよ。わかってんだよ。みてんだよ。)』
デスクに戻り隣の子鬼に声をかける。
『メールのダブルチェックお願いしていいか。BCCの本文がこれで、添付は、これで、送るね。』
タイトルは、
『最終面接のご案内。』




