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67.中耳炎

「ねえ、マスター。医療機関がお休みの時って、辛抱しなくちゃいけないの?」

悦子が媚びるように言った。


 ======== この物語はあくまでもフィクションです =========

 ============== 主な登場人物 ================

 物部満百合まゆり・・・物部一朗太としおりの娘。

 久保田健太郎・・・久保田誠とあつこの息子。

 大文字おさむ・・・大文字伝子と学の息子。

 福本めぐみ・・・福本英二と祥子の娘。

 依田悦子・・・依田俊介と慶子の娘。

 服部千香乃ちかの・・・服部源一郎とコウの娘。

 南原未玖みく・・・南原龍之介と文子ふみこの娘。

 山城みどり・・・山城順と蘭の娘。

 愛宕悦司・・・愛宕寛治とみちるの息子。


 南出良みなみでりょう・・・転校生。千香乃と同じクラス。

 片山継男・・・一輪車大会で、悦子と争った。今はカレシ。悦子と婚約したばかりだが、頭が上がらない。


 物部一朗太・・・喫茶店アテロゴのマスター。満百合の父。

 辰巳一郎・・・アテロゴのウェイター。

 辰巳泰子・・・アテロゴのウエイトレス。


 物部栞・・・満百合の母。

 片山真之介・・・片山耳鼻咽喉科クリニック院長。


 ==============================

 ==ミラクル9とは、大文字伝子達の子供達が作った、サークルのことである。==


 午後3時。喫茶店アテロゴ。

「ねえ、マスター。医療機関がお休みの時って、辛抱しなくちゃいけないの?」

 悦子が媚びるように言った。

「そんなことはないよ、自治体によって『休日診療』の場所に行けば・・・そこにチラシ貼ってあるだろ?」

「マスター。チラシよりカレシ、ですよ。」と、辰巳が笑って言った。

「カレシ?そこに、申し訳なさそうに突っ立ってるヤツのことか?」

「喧嘩とかじゃないのよ、市民プールで・・・。」

「皆まで言うな。辰巳、片山クリニック知ってるよな。」

「ああ、時々、出前の注文ありますね。」

「・・・ああ、もしもし、アテロゴの物部ですが、実は・・・。」

 会話は10分で済んだ。

「盆休みには違いないが、診てくれるって。継男のお母さんが勤める病院は?念の為聞くけど。」

「お盆休み。明後日まで。夜間救急で耳鼻科の先生は担当しないし。」


 午後3時半。片山クリニック。

「道理で見かけない子だと思った。普段なら、お母さんが勤める病院の方か。辰巳君、ちょっと待っててくれ。すぐ済むから。継男君、最近風邪引いた?」


 午後4時。喫茶店アテロゴ。

「炎症止めと処方して貰いました。外部薬局だと、薬剤師さん不在だと風邪薬処方しても薬貰えないから、って市販の風邪薬を指示して貰いました。ありがとうございました。」

 そう言って、悦子と継男は帰って行った。

「もう、すっかり奥さん気取りだな。」と物部は笑った。

「いい勉強になりました。継男君は、風邪薬飲まずに我慢していたようです。風邪引くと中耳炎になりやすい、って初めて聞きました。」

「大人と子供は体が違うからな。で、来年だったな。」

「はい。将来、ミラクル9みたいになるといいですね。」

「ああ。」

 午後5時。健太郎達が帰ってきた。

 先日の「変なオジサン」の容態がよくなったと聞いて、お見舞いに行っていたのだ。

 物部が継男の話をした。

「将来、ずっと悦子の尻の下だな。」と、悦司が言ってしまい、みどり、未玖、満百合、千香乃、めぐみが一斉に口撃を始めた。


 おさむと健太郎と良が合図を送り、悦司は何度も土下座した。

「将来が楽しみだな、ミラクル9は。」と、物部が言い、栞と泰子がゲラゲラ笑った。


 ―完―




「マスター。チラシよりカレシ、ですよ。」と、辰巳が笑って言った。

「カレシ?そこに、申し訳なさそうに突っ立ってるヤツのことか?」

「喧嘩とかじゃないのよ、市民プールで・・・。」

「皆まで言うな。辰巳、片山クリニック知ってるよな。」


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