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66.変なオジサン

どこからか、藤堂と鈴木が座っているベンチに高齢者が座ろうとして、ステッキが滑って、ベンチから滑り落ちた。

藤堂が、すかさず、スマホで救急車を呼んだ。


 ======== この物語はあくまでもフィクションです =========

 ============== 主な登場人物 ================

 物部満百合まゆり・・・物部一朗太としおりの娘。

 久保田健太郎・・・久保田誠とあつこの息子。

 大文字おさむ・・・大文字伝子と学の息子。

 福本めぐみ・・・福本英二と祥子の娘。

 依田悦子・・・依田俊介と慶子の娘。

 服部千香乃ちかの・・・服部源一郎とコウの娘。

 南原未玖みく・・・南原龍之介と文子ふみこの娘。

 山城みどり・・・山城順と蘭の娘。

 愛宕悦司・・・愛宕寛治とみちるの息子。


 南出良みなみでりょう・・・転校生。千香乃と同じクラス。

 片山継男・・・一輪車大会で、悦子と争った。今はカレシ。悦子と婚約したばかりだが、頭が上がらない。


 藤堂所縁・・・小学校教師。ミラクル9顧問。

 鈴木栄太・・・小学校校長。

 物部一朗太・・・喫茶店アテロゴのマスター。満百合の父。

 辰巳一郎・・・アテロゴのウェイター。


 久保田あつこ・・・健太郎の母。警視庁警視正。

 愛宕寛治・・・悦司の父。警視庁警部。

 愛宕みちる・・・悦司の母。警視庁警部。


 ==============================

 ==ミラクル9とは、大文字伝子達の子供達が作った、サークルのことである。==


 午後3時。モール外の公園。

 健太郎達と美和子のグループが野球の『交流試合』をしている。

 どこからか、藤堂と鈴木が座っているベンチに高齢者が座ろうとして、ステッキが滑って、ベンチから滑り落ちた。

 藤堂が、すかさず、スマホで救急車を呼んだ。

「先生、熱中症じゃない?このオジサン、帽子被ってない。」

 健太郎が言うと、未玖が「風で飛ばされたのかな?」と言った。

 悦司が、交番に電話した。

「帽子の落とし物、まだ届いていないって。」と、悦司は皆に言った。

 救急車が到着、身元を示すものがないと隊員が言った。

「校長先生。私、付いて行きます。意識取り戻したら家族に連絡出来るかも知れないし。」

「校長先生。俺も付いて行きます。皆は、アテロゴで待機して。美和子ちゃん、おさむ。」

「分かってる。私達も移動する。試合は延期。皆、分かった?」

 後の方は、美和子は、美和子の連れの子供達に向かって言った。

「じゃ、後で。」と、おさむは言った。


 午後4時。喫茶店アテロゴ。

 全員は入れ無いので、美和子達はアテロゴのすぐ近くのシネコンに入った。

 劇場エリアでなければ、自由に行動出来る。トイレも売店もある。

 物部のスマホに電話があった。

 物部はスピーカーをオンにした。

「ああ。健太郎。どうだ、意識戻ったか?話の様子だと貧血か熱中症みたいだが。」

「怪我はかすり傷。汗の具合から帽子を被ってた筈だって。マスター。モールのスピーカーで帽子の落とし物に心当たりある人は、って放送してよ。」

「分かった。不動産屋に連絡する。」

「MRIは正常だって。持ち物ないな、と思ったら、バッジが出てきた。藤堂先生が『議員バッジ』かもって。」

「国会議員とか、都議会議員とかか。」

「それで、かあちゃんに頼んだ。緊急だからって。ひょっとしたら、議員さんが行方不明になってるかもって。あ、写真、送ったんだ。」

「そうか、よくやった。放送は任せとけ。」

 健太郎の母あつこは警視庁の警視正だ。手掛かりは、得られるかも知れない。


 皆は、そのまま待機したが、進展がないので、ミラクル9も美和子のグループも解散した。


 午後7時。愛宕家。

「今のところ、失踪届は出ていない。だが、健太郎君が送ってくれた顔写真とバッジの写真で正体が分かった。お前達が生まれる前のことだが、隣国に機密漏洩していた、元大臣石松茂雄だ。執行猶予付きの懲役で、「判決が甘い」と世間を騒がせた。議員辞職して、また、先の選挙で立候補するとかで準備をしていた。で、モールで買物中、という名目で、大物議員と密会する予定だった。で、飛んだ帽子を追って、公園に出てしまった。」

「取り敢えず、良かったのかな?」

「一応ね。明日、皆に言ってくれ。あ。今、言ってもいいけど・・・夏休みの宿題は?」

「終ってる。良と継男以外はね。悦子はコレ。」

 悦司は、頭の上に人差し指を2本乗せた。


「婚約、早いのも辛いね。」2人は笑った。

 母の、みちるが帰って来た。

 悦司と愛宕は顔を見合わせた。

「お帰り-。」


 ―完―




悦司が、交番に電話した。

「帽子の落とし物、まだ届いていないって。」と、悦司は皆に言った。

救急車が到着、身元を示すものがないと隊員が言った。

「校長先生。私、付いて行きます。意識取り戻したら家族に連絡出来るかも知れないし。」

「校長先生。俺も付いて行きます。皆は、アテロゴで待機して。美和子ちゃん、おさむ。」


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