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41.わいせつ行為

その中学校の校庭側から女子中学生が泣きながら走っている。その後から男が走ってくる。

暴漢か?

ミラクル9の男子3人は、自称『フェミニスト』である。

迷わず、校庭に飛び出した。


 ======== この物語はあくまでもフィクションです =========

 ============== 主な登場人物 ================

 物部満百合まゆり・・・物部一朗太としおりの娘。

 久保田健太郎・・・久保田誠とあつこの息子。

 大文字おさむ・・・大文字伝子と学の息子。

 福本めぐみ・・・福本英二と祥子の娘。

 依田悦子・・・依田俊介と慶子の娘。

 服部千香乃ちかの・・・服部源一郎とコウの娘。

 南原未玖みく・・・南原龍之介と文子ふみこの娘。

 山城みどり・・・山城順と蘭の娘。

 愛宕悦司・・・愛宕寛治とみちるの息子。


 藤堂所縁ゆかり・・・健太郎の担任。ミラクル9の顧問。

 高峰舞子・・・教育実習生。

 高峰圭二・・・警備員。舞子の父。悦司の叔父。元刑事。

 草薙あきら・・・元ホワイトハッカーで警視庁からEITOに出向していた職員だったが、今はアマチュア発明家をしている。

 鈴木栄太・・・丸髷西小学校校長。

 村中明日香・・・丸髷西中学校校長。

 竹下信人・・・丸髷西中学校副校長。


 ==============================

 ==ミラクル9とは、大文字伝子達の子供達が作った、サークルのことである。==

 ==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==


 ※ 2010年。教え子の女子中学生に性的暴行、中学校元校長に懲役9年の判決が下された。教え子の女子中学生に対する準 強姦(ごうかん) 致傷罪と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(単純所持)に問われた東京都練馬区立中学校元校長の男(57)に対し、東京地裁は9日、両罪の成立を認めた上で、懲役9年(求刑・懲役10年)の判決を言い渡したのだった。

 ※ 被告側は、女子生徒が明確に拒絶せず、「交際関係にあると思い込んでいた」として同罪について無罪を主張していた。


 午後3時半。丸髷西小学校。

 授業中、悦司は、ただならぬ悲鳴を聞いた。

 同時に、別のクラスの健太郎やおさむも聞いた。

 健太郎達が通う丸髷西小学校は、隣接する丸髷西中学校とグラウンドをある程度共有している。

 その中学校の校庭側から女子中学生が泣きながら走っている。その後から男が走ってくる。

 暴漢か?

 ミラクル9の男子3人は、自称『フェミニスト』である。

 迷わず、校庭に飛び出した。

 健太郎は、男の膝目がけてブーメランを投げた。

 悦司が追いつき、迷わず背負い投げで投げた。

 未玖、千香乃、みどり、悦子、めぐみ、満百合は女子中学生を庇って円陣の内側に入れた。

「な、ナニをする?」

「こっちが聞きたいわ。」バイクに乗って来た高峰舞子が言った。

 誰かが呼んだのだろう。パトカーがやって来た。

 どこからか聞きつけた、マスコミらしき連中が取材に向かおうとした。

 警備員の高峰は、警察官達に協力して、マスコミ連中を追い払った。

 追って来た男は現行犯逮捕されて、連行されていった。

 翌日。丸髷西中学校の校長である村中は記者会見を行った。

「未遂に終ったとは言え、未成年の教え子に『不純異性交遊』を迫るなど、もってのほかです。厳重に処罰します。」

 放課後。モール近くの公園。

 健太郎達は、ドローンを飛ばして遊んでいる。

 ベンチに座っている舞子と藤堂の横に鈴木校長が座った。

 すっかり肩を落した様子だった。

「竹下副校長は、他の学区で『不純異性交遊』の未遂事件を起こしていたらしい。世の中変わったとは言え、まだまだ悪い習慣は直らないね。教育委員会にコネがあって、この学区に転任して来たらしい。古今東西、性犯罪の再犯率は高い。おまけに教職連は未だに教育より政治活動に熱心だ。当事者の子供達が自ら守っていかないとは、嘆かわしい限りだ。」

「おっしゃる通りです。満百合ちゃん達は、ガーディアンズが多いですけどね。」と、藤堂が言った。

「そう。ガードが堅い。それに、よく起る事件では、女の子が進路等逆らえないで悩んでいる。あの子達は、抱え込んで悩まない。親も立派だが、立派な教育者が側にいる。」

「ははは。そうですね。草薙さんに何か奢らないといけないかな?」

 鈴木校長のジョークに草薙は「アテロゴのコーヒーでいいです。」と応えた。

 健太郎達は元気に遊んでいる。

 鈴木校長は、満足げに頷いた。


 草薙の言った通り、世の中に『泣き寝入り』する学生や人は多い。

 世の中は少しずつ変わっている。残念ながら、『少しずつ』だが。

 ―完―





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