表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/83

39.転校生

「ああ、それ、『ケンタウロス』だよね。」おさむは素早くスマホで『ケンタウロス』を検索し、画像を見せた。

「ケンタウロス、好きなの?僕はマーメイドがいいな。」

「勝負あったわね。良くん、前の学校で『イジメ』に合ってたんだね。」と、みどりが言った。

皆は、驚いてみどりを見た。


 ======= この物語はあくまでもフィクションです =========

 ============== 主な登場人物 ================

 物部満百合まゆり・・・物部一朗太としおりの娘。

 久保田健太郎・・・久保田誠とあつこの息子。

 大文字おさむ・・・大文字伝子と学の息子。

 福本めぐみ・・・福本英二と祥子の娘。

 依田悦子・・・依田俊介と慶子の娘。

 服部千香乃ちかの・・・服部源一郎とコウの娘。

 南原未玖みく・・・南原龍之介と文子ふみこの娘。

 山城みどり・・・山城順と蘭の娘。

 愛宕悦司・・・愛宕寛治とみちるの息子。


 藤堂所縁ゆかり・・・健太郎の担任。ミラクル9の顧問。

 鈴木栄太・・・小学校校長。

 南出良みなみでりょう・・・転校生。千香乃と同じクラス。

 草薙あきら・・・元ホワイトハッカーで警視庁からEITOに出向していた職員だったが、今はアマチュア発明家をしている。

 片山継男・・・一輪車大会で、悦子と争った。今はカレシ。

 鈴木栄太・・・小学校校長。


 ==============================

 ==ミラクル9とは、大文字伝子達の子供達が作った、サークルのことである。==

 ==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==


 午後3時半。モール近くの公園。

「だからさ、今日は、『下半身が馬』じゃないのは、なんで?」

「ああ・・・今、シャケンに出してるから。」健太郎は惚けた。

「はあ?訳が分からないぞ。喧嘩売ってるのか?」相手は、拳を上げて怒りを見せた。

「献花?誰か死んだの?」健太郎は更に惚けた。

「はあ?お前、ケンカ知らないのか、けんかだよ。」相手は、益々激昂した。

「だから、死んだ人を送る儀式でしょ。なあ、おさむ。」

「あ、ああ。そうだね。この間も落語家の『軟弱』さんが亡くなったから、皆花をお供えに行ったよね。」おさむは、調子を合わせた。

「そういう話じゃない、『ケンタロウス』なら、下半身が馬だろうって話だよ。」

「ああ、それ、『ケンタウロス』だよね。」おさむは素早くスマホで『ケンタウロス』を検索し、画像を見せた。

「ケンタウロス、好きなの?僕はマーメイドがいいな。」

「勝負あったわね。良くん、前の学校で『イジメ』に合ってたんだね。」と、みどりが言った。

 皆は、驚いてみどりを見た。

「ウチのクラスから、お父さんの転勤の関係で、良くんがいた村雨小学校に転校した子がいるの。千香乃に、誰彼構わず喧嘩売ってる子がいるって聞いたから、調べたんだ。」

「良くん、転校生って舐められやすい、だから、自分から・・・って思ったのね。」と、千香乃が言った。

「私たちはイジメないよ。『仲良しクラブ』みたいなもんだから。『ミラクル9』って言うの。」

「僕を10人目に?」初めて転校生の目が変わった。

「ミラクル9って、人数のことじゃないみたいだよ。」と、継男が来て言った。

「僕は、隣の小学校だけど、悦子ちゃんのグループに入れて貰ってる。無理するなよ。」

「よく出来ました。健太郎君、おさむ君、悦司君、悦子くん、千香乃くん、みどりくん、未玖くん、めぐみくん、満百合くん、それに継男くんに良くん。みんなに100点あげまーす。」

 現れたのは、ミラクル9の顧問を名乗る、藤堂所縁先生だった。

「さあ、『自己紹介』終ったところで、野球やろう!!」

 藤堂は一番に駈け出した。

 良は、継男と悦司に肩を組まれ、無理矢理連れて行かれた。

 ベンチで新聞を読んでいた紳士と、本を読んでいた男が読むふりを止めた。

「自由ですね、校長先生。」と草薙が言うと、「皆に泣き顔を作らせない、が藤堂先生のモットーだからね。」と校長は応えた。

「よく立ち直ったよ。妹が目の前で轢き殺されたからね。一時『引きこもり』だったらしい。立ち直らせたのは、おさむ君の母親達じゃない。義理の父の西部警部補だった。進路を教職にしたいと私に言って来たときは驚いたよ。それまで面識無かったからね。きっと反対しない人材を選んだんだね、ありがとうございます、草薙さん。私を推薦してくれて。」

「それは違いますよ、校長先生。おさむ君の父親の大文字学氏ですよ。」

「そうだったの?」「まあ、結果オーライで良いじゃないですか。コーヒーでも飲んで行きますか、アテロゴで。」「いいですね。」

 歓声を聞きながら、2人はモールに向かった。

 ―完―


このエピソードは、既に他のサイトで公開した作品ですが、よろしければ、お読み下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ