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34.無かった絞殺未遂事件

健太郎達は、野球をしている。

ベンチの所で、ぼんやりと健太郎達を見ていた老人の近くで、小学1年生の男の子が、ベンチの近くを走り回っている。


 ======== この物語はあくまでもフィクションです =========

 ============== 主な登場人物 ================

 物部満百合まゆり・・・物部一朗太としおりの娘。

 久保田健太郎・・・久保田誠とあつこの息子。

 大文字おさむ・・・大文字伝子と学の息子。

 福本めぐみ・・・福本英二と祥子の娘。

 依田悦子・・・依田俊介と慶子の娘。

 服部千香乃ちかの・・・服部源一郎とコウの娘。

 南原未玖みく・・・南原龍之介と文子ふみこの娘。

 山城みどり・・・山城順と蘭の娘。

 愛宕悦司・・・愛宕寛治とみちるの息子。


 草薙あきら・・・元ホワイトハッカーで警視庁からEITOに出向していた職員だったが、今はアマチュア発明家をしている。


 久保田あつこ・・・健太郎の母。警視庁警視正。

 藤堂所縁ゆかり・・・健太郎の担任。ミラクル9の顧問。

 藤井進・・・伝子のマンションの仕切り隣の藤井の孫。大学卒業後、サラリーマンをしていたが、警察官になった。丸髷署巡査部長。

 橋爪哲夫・・・元丸髷署勤務の警部補だった。今は警備員をしている。


 ==============================

 ==ミラクル9とは、大文字伝子達の子供達が作った、サークルのことである。==

 ==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==


 午後3時半。モール外の公園。

 健太郎達は、野球をしている。

 ベンチの所で、ぼんやりと健太郎達を見ていた老人の近くで、小学1年生の男の子が、ベンチの近くを走り回っている。

 その内、からかうような素振りを見せた、男の子に対して、老人は、『首を絞めるポーズ』をした。

 すると、母親が近寄ってきて、「今、うちの子の首を絞めようとしたわね。」そう言って、母親は、110番をした。

 驚いた老人は「なんで事件にするんや?」と言って逃げた。

 様子を見ていた藤堂と健太郎達は、母親に近寄って来て、尋ねた。

「どうしたの?」「警察呼んだの?」「事件?事件?」

「落ち着きなさい。」と、藤堂は窘めて、母親に事情を聞いた。

 午後5時。丸髷署。取り調べ室。

 被疑者の蓬莱欽一が、項垂れている。

「被害者の母親の訴えで、緊急逮捕したが、容疑は晴れたよ。あのベンチのすぐ近くに防犯カメラがあるのを知っている?」

「そうなんですか?」

「以前は、『ここにカメラがありますよー』って、アピールするみたいにカメラが設置されていたが、悪い奴らは死角を突いてくる。だから、死角用防犯カメラが、設置されるようになった。開放するんだから内緒にしてくれよ。その死角用カメラには、『首を絞めるポーズ』をする、あなたが映っている。相手は8歳の男の子だ。普通に『悪戯返し』することはあるさ。あの子も度が過ぎた。それと、小学校の先生とミラクル9の証言もある。本当に首に手をかけたかどうかは判別出来る距離にいた、と言っている。私だったら、こうするけどね。」

 そう言って藤井巡査部長は、拳を握って頭上に上げた。

 蓬莱が出て行った後、久保田あつこが奥から出てきて言った。

「上出来よ。カメラの件がハッタリでも、本物のカメラから充分推測出来る映像だから。」「3D解析ですね、警視正。」「身内にえこひいきもしていないし。」「了解です。」

 午後5時15分。

 取り調べ室から出てきた蓬莱に向かって、男の子の母親は、頭を下げた。

「勘違いして申し訳ありませんでした。」

 蓬莱は、手を振りながら、笑って出て行った。

 男の子が母親と帰って行った後、藤堂は健太郎に尋ねた。

「なんで、はしゃいでいたか、判った?」「欲しかったゲーム買って貰ったんだって。モールで。」と、横から、おさむが言った。

「先生、おさむも誘導尋問上手いんだ。俺より警察官の素質あるよ。」と、健太郎が言った。

「おさむは、推理したんだよね。作家だから。」

「みんな、いい探偵よ。クレープ、奢ってあげようと思ったけど、もう遅いから明日ね。」

「先生。約束よ。」未玖が言い出して、皆と「げんまん」をした。

 ―完―




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