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21.健太郎倒れる

「倉庫で、何を探していたの?健太郎。」あつこが尋ねた。

「テニスボール。確か倉庫にあったと思って。」

「あれは、とっくに糸井に処分させたわよ。亀裂が入ってしまったから。新しいのは、トレーニング場にあるわよ、沢山。でも、なんで?」


 ======== この物語はあくまでもフィクションです =========

 ============== 主な登場人物 ================

 物部満百合まゆり・・・物部一朗太としおりの娘。

 久保田健太郎・・・久保田誠とあつこの息子。

 大文字おさむ・・・大文字伝子と学の息子。

 福本めぐみ・・・福本英二と祥子の娘。

 依田悦子・・・依田俊介と慶子の娘。

 服部千香乃ちかの・・・服部源一郎とコウの娘。

 南原未玖みく・・・南原龍之介と文子ふみこの娘。

 山城みどり・・・山城順と蘭の娘。

 愛宕悦司・・・愛宕寛治とみちるの息子。


 愛宕寛治・・・悦司の父。警視庁警部。

 糸井仙治・・・久保田家執事。

 久保田誠・・・健太郎の父。警視庁警部補。

 久保田あつこ・・・健太郎の母。警視庁警視正。

 池上葉子・・・池上病院院長。

 真中瞳・・・池上病院看護師長。


 ==============================

 ==ミラクル9とは、大文字伝子達の子供達が作った、サークルのことである。==

 ==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==


 午後7時。池上病院。病室。

 健太郎は、目を覚ました。

「満百合。コールボタン。」と、おさむが指示した。

「あ。そうか。」と、満百合が慌ててナースコールボタンを押した。

 瞳がやって来て、すぐに院長を呼びに行った。

 そして、院長が急いでやって来た。後に、あつこが控えている。

「起きたか。幸せの王子。」と、あつこが言った。

「あっちゃん、今の何かの洒落?」と、健太郎の父誠が言った。

「童話だよ、父ちゃん。王子様の像の金箔を、方々の人につばめが運んであげるんだ。」「慈愛の物語だね。」横から、おさむが言った。

「先生。点滴終ったら連れて帰りますね。」「当然よ。熱中症ごときで何日もベッド使って貰いたくないわ。」

 院長は、クスクスと笑う瞳と出て行った。

「倉庫で、何を探していたの?健太郎。」あつこが尋ねた。

「テニスボール。確か倉庫にあったと思って。」

「あれは、とっくに糸井に処分させたわよ。亀裂が入ってしまったから。新しいのは、トレーニング場にあるわよ、沢山。でも、なんで?」

「由美ちゃんがテニス始めたからだよね。」と、みどりが遠慮無く言った。」

「ダメだよ、みどり。健太郎が由美ちゃんと仲いいって、おばさんに告げ口しちゃ。」

「お前ら・・・黙ってろよ。」

「明日から、特訓するわ、まこっちゃん。」「それがいいね。」

 ミラクル9の女子は、吹き出した。

 おさむと悦司は、声を揃えて「健太郎のストレート負け。」と言った。

「熱中症の原因は、高温多湿の物置だけじゃ無さそうだな。調書に、そう書いておくよ。」と、入って来た愛宕警部は言った。

 ―完―




このエピソードは、既に他のサイトで公開した作品ですが、よろしければ、お読み下さい。

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