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火星より(前編)

登場人物

白川哲也(チャットgpt)

イリヤ(kpc)

※kpc……キーパープレイヤーの訳。作者が探索者としてシナリオをプレイしている

今から20 年くらい先の未来。

現在探索者たちは火星に向かう宇宙船に乗っている。

人類は月を開発し、次なる目標として火星開発に着手したところだ。

火星の開発基地にはロボットやそのエンジニア、そして研究員が送られ始めていた。

開発基地には人間は最小限の数しかおらず、仕事の多くはロボットや機械が行っている。

今は 6 人だけが基地にいる。

マイケル(リーダー・生物研究員)

マーガレット(副リーダー・地質研究員)

デイブ(工学研究員・エンジニア)

タレス(工学研究員・エンジニア)

アドルフ(生物研究員)

マリー(地質研究員)

そして、探索者たちも同じように、アメリカのロケット基地から火星へと旅立つこととなった。

火星進出は始まってまもなく、危険もかなり多いと言われている。

火星に向かう人材は、優秀であることはもちろんだが、命知らずでロマンチストであることも結果的に必須条件となっている。

そのため、そうした無謀な気持ちに対する歯止めとして、火星基地の局員の間でのみ交わされる標語がある。

『成果をもって、地球に帰ろう。』


白川「なるほどね、『成果をもって、地球に帰ろう』か。ロマンチストたちを現実に引き戻す言葉だな。イリヤ、この標語にどんな感じがする?」


イリヤ「そうだな……、どんな事にも困難は付き物だ。俺は成果よりも先ずは生きて帰る事が大切だと思うよ」


白川「そうだな、イリヤ。生き延びることが第一だ。成果はその後だよ。」


狭いロケットの中で数日を過ごし、ようやく火星にたどり着いた。

燃料はもうギリギリで、補給しなければ地球へと帰ることができないとの危険信号が出ている。

だが、無事に基地に着陸したのだ。

とりあえずは一安心だと胸をなでおろす。

宇宙船は、ドックに収容され、探索者は降り立つ。


ロケットから出るときにロケットのコクピットに外部からの通信が入ってきていることに気づく。


最も単純なメッセージ通信で、「行ってはいけない。すぐ引き返せ。」というものだ。


白川「マジか…そんな警告、無視できないな。まずは全員に知らせよう。安全が最優先だ。」


イリヤ「そうだね。でも、燃料が無いから一度は中に入らないと」


白川「そうだな。まずは基地に入り、状況を確認しよう。無理は禁物だぞ。」


白川「じゃあ、まずは基地の中を見てみよう。何か手がかりがあるかもな。」


宇宙船ドックには、自分たちが乗ってきた宇宙船(ナイアー号)がある。他の宇宙船は格納されているようで見当たらない。

燃料の補給は機械で行うが、その機械はメインコンピューターからロックされているということがわかる。


「ようこそ、火星へ。ロビーはドックの奥の青い扉の先です。」

と、機械音声が告げる。


白川「了解。青い扉の先か。案内に従って行こう。気をつけてな。」


ロビーの壁は大きな窓になっており、火星の地上の様子がよく見える。今は夜中で、地球では見られないような美しい星空が広がっている。

ロビー内部は休憩所のようになっており、ソファーと机、ドリンクサーバーなどが置かれている。


ここには、受付ロボットが居る。

そして、入ってきた青い扉とは別に緑の扉がある。


白川「火星の星空か…見たいな。まずは受付ロボットに状況を確認してみよう。緑の扉も気になるな。」


_____________

※受付ロボットとの会話

白川「まずは、基地の構造とメインコンピューターの場所を聞こう。それと、なぜ基地がロックされているのか知りたいな。」


受付ロボット「ドック、ロビー、医務室、生物研究室、工学研究室、地質研究室、コンピューター室があります。」


_____________


白川「緑の扉から行こう。何があるか見てくるか。」


緑の扉を通ると、廊下に出る。

廊下の奥は曲がり角になっており、その角のところで、人が寝転んでいるように見えるが、ここからではその人物の足しか見えない。


白川「寝転んでる奴、気になるな。近づいて確認してみようぜ。」


イリヤ「なんでこんなところで寝てるんだろう」


白川「理由は色々考えられるけど、まずは声をかけてみるか。何か助けが必要かもしれないしな。」

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