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感謝の光が輝く星

作者:B&R
私たちが存在するこの宇宙には、一生をかけても把握しきれないほどたくさんの星があり、その星では様々な住民たちが暮らしている。住民たちには、1つの種族だけが暮らす星もあれば、多種族が暮らす星もある。星の数だけ文化と暮らしがあり、星の数だけ住民たちの考え方は違い、隣同士に星があっても、それぞれ異なる発展や進化を遂げている。
そんな宇宙を巡る者のことを私たちは『旅人』と呼んでいる。旅人は星を巡っては住民や文化に触れ、新たな知識を伝えたりしている。旅をしている理由も様々だが、共通点を挙げるとするなら「旅をするために故郷の星を飛び出したこと」それだけ。旅をする中で住民から好かれることもあれば、嫌われることもある。時には命の危険に晒されることもある。私はそんな『旅人』になる夢を叶えたばかりの旅人だ。
私が『旅人』になりたいと思った理由、それは私の故郷の星に代々語り継がれている『旅人さんのおはなし』
その旅人さんは滅びゆく故郷を飛び出し、残りの命を使ってたくさんの星を巡ってきた。優しく、時に厳しく、好奇心が強く、あまり旅人には向かない性格をしている旅人。そんな旅人さんは私たちにたくさんの星の話しを聞かせてくれた。その中から、旅人さんにとって、良い意味でも悪い意味でも印象に残った5つの星について詳しく語ってくれた。空から星が降る『星が降る星』、永遠に夜が続く『夜が明けない星』、美しい自然が広がる『緑溢れる星』、その名の通り空と海が逆転し、不思議な住民が暮らす『空と海が逆転している星』、寿命を迎え、消滅する前に息をすることを止めさせられた『死んでしまった星』。そして、旅人さんは旅人さんの旅の最後に選んだ星、旅人さんが『感謝があふれる星』と名付けられた私の故郷の星。
これから君に語る話は、そんな旅人さんが残した星の話と手記、そして故郷の星の祖先が経験したことをまとめた1冊の本に書かれ、代々語り継がれているおはなしの内容だ。
(※こちらはpixivにて公開していた作品を修正したものです)
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