桜散るある日のこと
その日は桜が散っていた
あまりに綺麗なので思いにふけっていた
ひらひらと散った桜は川の上に浮かんだ
はたまた 全く関係のないところまで浮かんでいくものもいた
桜の葉の気分は気持ちよいのだろうか
風に身を任せて自由に飛び回る桜たちは夢に満ち溢れていた
そんな桜の一枚が
たまたまおちょこの小さな池の上に咲いた
これも風情かな と思い上から眺める
これほどまでに小さい桜の葉が人の心を躍らせるとは
私も一つ見習いたいな
そんなことを思う時にも桜は自由に舞っていた
桜の中には時に咲く前に取られてしまうものがあるらしい
それは全くもったいない
この舞う桜の気持ちをしらず
つぼみのままで終わるのだ
舞うことを知らず散ってしまう
今ここで舞っている桜は幸せ者なのかもしれない
桜の季節はいつのまにか過ぎ去ってしまいましたねぇ
来年はこんな穏やかな状態で
桜を眺めましょう