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千と千尋の神隠し(桃花)

作者: 狼花

 『起立、礼、さようなら』

「はい。さようなら」

学校が終わりランドセルを背負う。

「桃花ちゃん一緒に帰ろ」

友達の彩音から声をかけられて私は彩音と一緒に帰る。


 「もうすぐ夏休みだね」

「そうだね。桃花ちゃんはもう予定とか決めてるの」

「うーん。いつも通りひたすら遊ぶだけだよ」

「宿題とかどうするの?」

「そこなんだよね。日記とか書かないといけないし」

「日記はまとめてかけないもんね」

「そうなんだ 

 それと思ったんだけど。普段から日記書いてる人は夏休みは二回書くのかな」

「そうだと思うよ。

 でも書くことは同じと思うからどちらかは写すから楽なんじゃない」

「なるほどね」


 「夏休みといえば金曜ロードショーのジブリ祭りだよ」

「彩音はジブリ好きだもんね」

「うん。特に千と千尋の神隠しが好き」

・・・私はゲド戦記が好きかな・・・

「一番好きなシーンは?」

「えー、いくつかあるけど。

 ハクが銭婆のとこに行った千尋と坊を連れ戻すときに湯婆婆と

 話し合ってたとこかな」

「ああ、あの湯婆婆に

 『それでおまえはどうなるんだい? その後あたしに八つ裂きにされてもいいんかい?』

  って言われるところか」

ちょっと湯婆婆のモノマネをしながら喋る。

「そうそう似てるよ」

くすくすと彩音は笑っていた

・・・おお、笑いが取れた・・・

「でも、なんでそのシーンなの。

 他にもいいシーンあったでしょう?」

「えっ、だって湯婆婆カンカンに怒ってたし。そういう時って話しかけたら

 自分にも危険が降りかかってきそうじゃないですか。」

「まぁ実際に八つ裂きにするって言われてたしね」

「そんな状況で危険をかえりみず発言できるのがかっこいいなって思ったの」

「なるほどね」

「そういう勇気ってすごく大事だと思う」

「そうだよ。思ったことは言った方がいいんだよ」

・・・私なんかそういう気まずい時でもちゃんと自分の意見言えるもんね・・・

「でも、無用な争いを呼んだり。火に油を注ぐのはやめた方がいいよ」

「どうゆうこと」

・・・何かしたかな・・・

「この間、先生に怒られてたでしょ」

ああ、確か。

先生にお前はどうして落ち着きがないのかと言われ

性格だから仕方ないですと返したら

先生が激昂したことがあったな


 「そういうこともあったね…」

「空気を読むことも大事だよ」

「反省します」

今日は2人で神隠しとゲド戦記の話をしながら帰った。


・・・私が印象に残っているのは予告でも良く出るんだけど

   湯婆婆のかめはめ波がカオナシに全く効かなくて

   お返しのヘドロ攻撃をもろに浴びるとこ。

   いつも笑ってしまうんだよ。あのシーン笑笑 ・・・

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