表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ティーホワイトカフェ  作者: 紗翆 愛
1/2

事の始まり。



2022年7月。


田凛琳(おだ りんり)は、家でごろごろしていた。


「....めっちゃ美味しいー‼︎」


机には、スコーンと、紅茶が大半を占めている。


ロングのボサボサ頭に、ジャージとトレーナー。家にいるはいつもこれ。


顔はまあまあ可愛いほうだと言われるし、おしゃれだと言われたこともある。



けど、こんなだらしない生活を送っていた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





凛琳は、13歳。なのに学校には通っていないんだ。


別に、イジメられているのではないけどね。


原因は私が、お茶フェチだ、ということにある。


「うわー、このラズベリーティーきれー♢」


「よし、学校いかずに飲みにいこう‼︎」 ←注:マネしてはいけません。



「ライムティーだぁ!美味しそう♪」


「よし、学校いかずに飲みに行こう‼︎」 ←注:マネしてはいけません。


などと、ついつい飲みに行っちゃうんだよね。


それで、とうとう不登校になっちゃった。ははは〜。





「あっ、今日は喫茶店に行くんだった。」


慌てて片付け、外出用の服に着替える。


ライム色のシャツワンピに、オレンジのサンダル。


長いポニーテールを、テール・クリップで留めている。


そして、革のエンベロープ・バックを持っている、という程、凛琳はオシャレなのだ。



凛琳は、此処のグリーンティーが大好物で、週に4回は行っている。


ティーが好きな人には、人気のある店だ。




・・・カランカラン♪..........




凛琳は、いつも座る場所についた。


「ご注文は?」


「うーん...アッサムティーで。ミルクも。」


「かしこまりました。」


アッサムティーは、濃い赤褐色のティーで、コクがある。


ミルクティーにするのが一番いいんだそう。


グリーンティーの次に好きなお茶だ。


「どうぞ。アッサムミルクティーです。」


んーーーいい匂い❣️❣️


一口のむ。ミルクの甘さと、ティーのほろ苦さがベストマッチだ。


「ーふぅーーーー。」




.......と、凛琳はあるポスターをみつけた。


_________________________________________________


朔羅ティーフリースクール開校、入学案内


・お茶に興味のある人、好きな人の為の、フリースクールを開校致します。


課程 約1年〜2年 募集人数: 男子10名、女子10名


《入学条件》

・12歳〜15歳までであること。

・お茶が好きなこと。

・何が起きてもパニックにならないこと。


入試案内 ・7月17日(月) 朔羅ホールにて。

・面接のみ。

_________________________________________________



ナニコレ、なんか凄いんですけど‼︎


絶対、入学するっ!…面接って何かわからないけどね...。


ん? ……15、16…、17日・・・。


って、あしたじゃん!


マズイ!プランを立てないと!


「ごちそーさまでした!」


カランカラン♪


りんりは、徒歩30分もかかる道をダッシュした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ