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あれっ?!俺って、どうなったの?(汗)!!

 初めまして!宮本晶永と申します。

今迄は読む専門でしたが、一念発起して書いてみる事にしました。

僕自身、空想する事では架空戦記が大好きですが、参考にする為にファンタジー物を読み続けるうちに「世界観や理論の構築の難しさ」が、その魅力の一つであることに気が付きました。

そして、どうしても僕一人の頭では答えが見つからない事柄がそれなりに出てきました。

ソレらをネタとして、主人公が僕の代弁者になって皆さんに問いかけていく…というスタイルにしていけたら、僕としては理想である上に大満足です。

推敲に時間をかけたいので、更新は遅いと思います。

皆さんにとって面白い作品となれば幸いです。

どうかよろしくお願いいたします。

 あれっ?!ここはどこだ?

目の前が白くかすんで何も見えない。

そう言えば、首から膝まで何かに囲まれて支えらあれている感じ。


「@@*、#*&#*&#%$@%」

「&~#、@@#@、&@%&、##$%@&*」


なんか…男の人と女の人の声が聞こえるけど、何を言っているのか解らない。

そのうちに声の数が増えてきた。

この感じって、誰かに抱かれているのかなぁ…。

ん?!……………。

……………。

…………。

………。


そう言えば…。

(;゜Д゜)?!俺って、確か死んだはずだぞっ!!



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



 『過ぎたるは猶及ばざるが如し』

生まれ変わったとすれば、前世の俺の人生はその言葉がピッタリくる。

名前は諸見里・団志郎といった…今の自分には何の意味もないと思うけど。

自分では平凡な人だと思っていたが、一つだけ他人と違う部分があった。

それは…すべてのESPの才能があった事。


ただ…いくら「力」があっても、自分の思い通りに使えなければ身体的な障害と変わらない。

他人には見えないものが見える・聞こえないものが聞こえる・存在を感じる。

感情が暴走すると、周りにある物があっちこっちに飛び回る。

気分的に追いつめられると、いつの間にか違う場所にいる。


そんな状態…幼い時分には怖くて恐ろしくて仕方がなかった。

親にすがったけど、両親ともに超堅物の常識人間だったから、ホント気味悪がられたなぁ…。


そんな中、5歳の頃に出会ったお坊さんには随分と気に掛けて貰ったんだ。

わざわざ寺(宿坊)に住み込ませてくれてまで面倒を見てくれた。

お陰で「力」を抑え込んで自在に使える方法を身に付ける事ができて、何の不安もなく他の子たちと同じ生活を送れるようになったから、前世を終えた今でも感謝している…どころか、感謝してもしきれない。


その方法とは、お坊さんから書道を習うのを始まり(おまけに仏教の法術まで)として、空手・柔道・剣道…と、「道」と名の付く習い事を通して心を平常にできる様になるまで鍛える事。

まぁ、紹介された師範クラスの人達が揃いもそろって「変人」まで進化した様なクセの強い人ばっかしだったから、一時期お坊さんの事も「変人なのかな?」って思ってた…類友って言うし。

以後、指導してくれた人達を師匠と呼びます。

でも、師匠達は普通の子として扱ってくれた…何よりもそれが嬉しくて、毎日ボッコボコになるまで鍛え込まれたにも拘らず、遂には就職するまで通い続けていた。


就職活動の時も師匠達の助言があって、理系の大学に入った時から陸上自衛隊に絞り込んで勉強していた…師匠達曰く「本当は防衛大学校から始めさせたかった」のだそうだ。

めでたく陸上自衛隊幹部候補生に合格後、部隊配属されてからレンジャー徽章を取得…20代後半になり30歳に差し掛かる悩みの年代に差し掛かた時、初めて師匠達に相談せず一大決心をしたんだ。

うん、こうして語っていてもクドイ表現になっている…今更ながら、深く悩んでいたんだなぁ。

防衛省官僚になっている従弟と話が合わなくてケンカばかりになるのが嫌で、同じ立場になってみる為に国家公務員総合職の試験を受けて制服組から背広組に…自衛官から防衛省の官僚に転身。


50代で定年後、防衛省関連企業数社を出向の連続の環境のなか務めあげて…「さて、もうすぐ年金生活が始まる」というときに、締まらない最後だけど、自宅で旅行の計画を立てている最中に熱中症で死んじゃった。(苦笑)

旅行の計画を聞きに来た甥っ子家族に発見されて、葬式から一切合切面倒をかけてしまった。

ちょうど旅行の為におろした預貯金全額が、ほぼそのまま葬式の費用になっちゃった。

俺には親族が甥っ子しか残っていなかったから、相続の手続きではお金の移動が右から左へ移る程度の手間しかなかった事だけが、甥っ子への申し訳無さを軽減してくれた。


自分の葬式の一日…前世の記憶はそこまでで終わっている。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



神様に出会った記憶はない…感覚的には、前世から瞬間移動でこっちに来ちゃった気分。

仏教だと輪廻転生の間隔は平均300年って話だったと思うけど、じゃあ、新しく俺が生まれ変わったのは未来の世界なのかなぁ?………。(;^ω^)








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