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300文字小説

逆上がり

作者: 林 秀明

青空に足を向けると、青空に吸い込まれそうだった。


何度逆上がりしても、お腹周りが痛くなるだけで、向こうの方へはいけなかった。


先生が見る。

友達がクスっと笑うのが見える。


小学校5年生にもなって、逆上がりが出来ない私は、埋立地に足が沈下したようにいつまでも動けなかった。


恥ずかしい・・・


手すりから手を話そうとした時、親友の朋ちゃんが「あきらめたらあかん。勉強と一緒で何事も継続やで」とお母さんみたいな事を言った。


私はふっと吹き出し、周りの友達も笑って、応援してくれた。


私はこのクラスが誰よりも好きだ。

亡くなったお母さんも天国で笑っているだろう。


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― 新着の感想 ―
[一言] 逆上がりが出来ないときのあの気持ち、分かります! 私も逆上がりは本当に苦手で・・・つい去年、ようやくまともに出来るようになりました(^_^;) 主人公の親友さん、好い人ですね(*≧∀≦*)…
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