サブリミナル
・・・ここは
意識が朦朧とする中、脳の中に直接声が届く・・ッ!
???「ここにきた詳しいいきさつはどうでも良い」
???「お前は、耐えられるかな?」
???「この膨大な量の情報の海に」
悠馬「な・・・・ッ」
突如頭の中にすさまじい量の情報が入ってくる、入ってくる、入ってくる。
膨大なサブリミナルメッセージが怒涛の勢いで入っていく
悠馬(今の俺には・・・理解できない。いや、してはいけないだ そんな予感をさせてくれる)
見たことのない景色が頭の中に広がる
どこか寂れた町・・時計塔があり少し立派な町が広がっているがどこか奇妙な。1期のアニメハガレンで賢者の石にするために地下に隠された・・・ああ、この町には人がいないんだ だからこんなに違和感を感じる。。。
今度は聞いたことのない言語、そして生き物の誕生から終わりまで、その経過の映像、映像、映像。膨大すぎる情報はいつしか頭をすり抜けていく
非常に長い時間。体感時間としては朝から夜までティッシュ配りのバイトのシフトに入っていたあのときよりも遥かに長く感じた....
チク・・タク・・チク・・タク・・
音が聞こえる。徐々に現実感が芽生えてくる
どうやら意識が目覚めたようだ
悠馬「なんなんだいまの・・・」
まだいまいち意識がはっきりしない、悪夢を見て目が覚めたような気分だった
少し、集中しよう。チク・・タク・・時計の針の音に集中し、脳の大部分を一時的に休止状態にする。昔にネットで得た情報だったが効果は十分だった
自我や勝手に浮かんでくる思考などを呼び起こさないようにしつつ、さっきあった大量の情報を読み取っていく
1時間ほど瞑想状態だったのだろうか。浮かんだ情報をひたすら紙に書き込んでいく中、ふと集中が切れ浮かんでいた膨大な情報が掻き消えていった
これ、だけか。紙に書かれた自分が見なきゃわからない文字列を見つつ、情報をまとめ整理していくことにした
俺が、何をすべきかを。