表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛猫  作者: ナツキカロ
6/10

愛猫 6

 すべての猫好きのみなさまへ



 ~猫の落とし物~


 ある日わたしは


 部屋で落とし物を拾った。


 落とし主はすぐにわかったので


 わたしは本にゃんにすぐに届けた。


 「もしもし、愛猫さんや


 落とし物ですよ」


 だが愛猫は耳をぴくりとさせただけで


 こちらをちらりとも見やしない。


 「愛猫さん、落ちてましたけど


 お困りでないかい?」


 わたしの手には一本の白いヒゲが握られていた。






 ~ある日の窓辺~


 猫は窓辺が好き。


 その好奇心からか


 または陽射しを求めてか


 窓が開いていれば


 風の匂いを辿ってか


 いつのまにかやってきてくつろいでいる。


 じっと外を観察している時もある。


 じっと。 ずっと。


 戸の網が


 愛猫の顔と同じ形に


 たわむくらいに。


 



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ