バトルアクション3
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「シランさん。」
「はい。」
「シランさんに今決断するのは非常に厳しいということは分かっているのですが、聞いてくれますか。」
「な、なんですか。」
「シランさんは守られる権利があります。私自身リンさんたちを守れなかったことをとても後悔しています。なので私はこれからもシランさんを守っていきたいです。」
「、、、。」
「ですがこの前までの普通の生活に戻るにはまだまだ時間がかかります。また相手が攻めてくる可能性もあります。そして相手の目的はシランさんのその力です。シランさんが力を有している限り、他にも様々な揉め事関わってしまうかもしれません。」
「どういうことですか。」
「回りくどくなってごめんなさい。率直に言えば、シランさん自身も自分で身を守る方法を学びませんか。」
「身を守る方法?」
「はい。別に無理をする必要はありません。さっき言った通り基本は私が責任を持って守ります。」
「、、、。この力は、自分以外の身を守ることにも使えますか。」
「使えないとはいえないです。」
「、、、、。」
「学びたいと思ったのなら、顔を上げてください。」
「、、、、、。」
『シランさんの実験では安全性を確かめることを一度もしてないじゃないですか。安全かどうか分からないって何度も言いましたよ。』
『だめです。絶対にダメです。この前、ボンロ君の治療のために石を使ったこともまだ疑ってるんです。』
『シランさんは自己中心すぎます。私が何回我慢してきたと思ってるんですか。』
『ミリーナさんを大切に思うことはとても素敵なことです。けれど、そのためだといって好き勝手に話したり、行動したりしてはいけないんです。』
『僕はボンロだよ。』
『リン。リン。わたし。リンがすきだよ。うまれてはじめて。わたしを。みてくれたの。うけとめてくれたの。だから。リン。あいしてる。』
『待って。待って。私何もしてない。何もできてない。お願い待って。』
『浮いたまま何も動かない。ミリーナの骨が張り出している』
『シラン。た、すけ。』
『この考えのままじゃ、エリさんやボンロくんに近づけない。』
上を見上げると、私の涙にぬれていたはずのカミラの髪の毛が重力に反して、私の目線の高さで浮いていた。
「シランさん。見ててくださいね。」
カミラは浮いている髪の毛を一本、人差し指と親指でつまむように抜いて掌で何回かこするとリボン結びになった。そのリボンを指の腹でこすりながら投げた。髪の毛のリボンは飛ぶことはなく目の前でひらひらと舞っている。次に、カミラはリボンに向かって指を鳴らすように何かを飛ばした。すると、リボンは形を変えることなく瞬間移動したかの如く一瞬でドアに飛んで行った。
「すごい。」
「まだです。」
ドアまで飛んだリボンは今度は形を変えながらひらひらと落ちていく。カミラはまた指をこすってリボンに何かを飛ばした。リボンは形を変えずに真上にビュっと飛んだ。またリボンの輪と輪が交差するように落ちてくる。そしてカミラが何かを飛ばす。するとリボンが形を変えず左に飛ぶ。だんだんと切り替わるスピードが速くなり、蝶が飛んでいるように見えるようになった。
「すごいです。」
カミラは目の前に飛んできたリボンをぱっと手でつかんだ。
「はい。」
カミラが掴んでいるのは、リボンの結びがほどけて普通の一本となった髪の毛だった。
「これが、シランさんの力の使い方です。」
髪の毛から手を放すと、普通に落ちてきた。私は受け止めるために両手で籠を作った。そして髪の毛は何も抵抗することなく私の手に乗っかった。
「こんなこと、、。」
「シランさん、指を貸してくれますか。」
「はい。」
カミラは右手の人差し指に軽く触れた。触れた指から血が一滴垂れてきた。
「え、カミラさん大丈夫ですか。」
「ほら、髪の毛を見ててください。」
血は私の指の腹を伝って髪の毛に近づいていく。血が髪の毛に触れた瞬間
「ビュ。パン。」
掌にあったはずの髪の毛がなくなり、カーテンに何か当たった音が聞こえた。音の方角を見ると、窓に垂れさがっているカーテンの真ん中に一点をついたような皺ができている。
「痛い。」
親指から鋭い痛みを感じた。親指の腹に切り傷ができている。
「どうなったんですか。」
「髪の毛が飛んでいったんです。」
「飛んでいった?」
「はい。」
掌をもう一度よく見てみると、髪の毛があった場所に血の筋ができ飛んだであろう方角に伸びている。
「本当ですか。」
「はい。上手く使うといろいろなことが出来るようになります。大丈夫ですか。」
カミラはいつもより目を見開き、私を素っ気なく見つめる。
「大丈夫かどうかは。でも、大丈夫です。」
カミラの目筋が緩んで、いつもの柔らかい表情に戻った。
「はい。それじゃあ良いお知らせを教えてあげますね。」
「え、なんですか。」
「ミリーナさんの意識が戻ったようですよ。」
「本当ですか。」
「はい。会いに行きますか。」
「は、はい。会いたいです。」
カミラはぽっけとから取り出した真っ白なハンカチをぎゅっと握り止血をした。
「手大丈夫なんですか。」
「はい全然平気です。それより行きますよ。」
後ろを向いてしゃがんだ。私は飛び込むように背中にのった。
「軽くなりましたね。」
「やめてください。」
「はははは。」
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