バトルアクション
皆さん!お忘れではないでしょうか。私が書きたいのか異能力バトルであることを。この章に来るまでに結構かかってしまいました。
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服にこべりついた血が固まって冷たくなっていく。
「シランさん。」
空中から雪の結晶が落ちてくる。太陽の光を反射した緑色の結晶は私たちを取り囲むように滞留している。
「なにこれ。」
すると、空中に緑色の光線が走った。光線は私の後方まで枝分かれしながら一直線に伸びた。
「ドバーーーーーン。」
次に強烈な爆裂音が聞こえ、同時に軍人たちが吹っ飛んだ。滞留していた結晶がその光線の部分だけ消えている。
「みんな大丈夫?」
「ありがとう。」
「いいよ。別に。」
前から軍人たちの列を突っ切って二人の女性が走ってきた。
「あなた大丈夫。」
そのうちの一人が私に向かって話した。右手から血が垂れている。
「シランさん。もう安心ですよ。仲間です。」
カミラが腕を振って話しかけてくる。
右手から血を流している女性がポケットから緑の石を取り出して握る。そのまま手から石が落ちる。彼女はすぐに右手を振りかぶって石をめがけて殴った。石は粉々になりながら彼女の目の前に大きな緑色の雪の結晶を作った。次に彼女はその大きな結晶をめがけ、掌を広げて張り手をするようにたたく。すると、大きな結晶は小さくなりながら周囲に緑色の結晶を振りまいて飛んでいく。
結晶はまた周囲に充満した。次に二人組のうちのもう一人が左足をもちあげた。そして足を兵士たちの方向めがけて振り上げた。
「ビュ。」
足が空気をきる音が聞こえ、緑の光線が真っ直ぐに伸びて兵士たちに突き刺さった。
「ドーーーーーーン。」
爆裂音が再び聞こえ兵士たちの腹に穴が開いている。
「どうなって、、、。」
「ババババババババ。」
後方や娼館にいた兵士たちが私たちに向けて一斉に発砲した。開いている腕で頭を守りしゃがみこんだ。
「どっ。」
無数の銃弾が結晶の中で浮いている。銃弾は一つ一つ縦横に猛烈な速さで回転している。回転は結晶を巻き込んで消えていく。
「よし、今はとにかく逃げましょう。」
蹴りを入れた女性が私の脇に腕を通しもち上げた。
「君軽いね。よし行きましょう。」
「待って!リンさんたちはどうなるんですか。」
「リンさんたちって誰?」
「シランさん。リンさんたちはあとで必ず私たちの仲間が助けに行きます。だから行きましょう。」
「申し訳ないんですけど、もう行きます。」
「まっ。」
カミラさんたちは一斉に走り出した。その間二人組がさっきと同じように緑の結晶をばらまいてから、蹴りを加えて光線を作り出す。光線が当たった兵士は体に穴が開き倒れている。当たっていない兵士は銃弾のように空中に浮いてしまっている。
「よし、あれに乗って。」
数ブロックほど走ったところに車が止まってあった。
「シランさんって言うんだよね。」
「はい。」
「シランさん。じゃあ歯を食いしばって絶対に喋らないでね。」
「なんで。」
カミラたちは一気にジャンプして荷台に飛び乗った。
「ドン。」
着地と同時にお腹に衝撃がきた。
「大丈夫。」
「は、はい。」
「あ、シランさん。足から血が出てるよ。カミラみてあげて。」
「うん。シランさんよく頑張りましたね。」
「キュルルルルルル。」
身体が右方向に引っ張られた。運転席に乗っている人が必死にハンドルを回している。
「どうしたんですか。」
「ミキさん、後ろ、後ろを。」
車の後ろから銃を構えた兵士を乗せた車がおってきていた。
「キミ、あとどれくらい石残ってる。」
「あと三掴みぐらい。」
「もう役立たず。」
「うわ酷いいいぐさ。」
「いいから、よしじゃあ確実に狙わないと。」
「はい。」
二人はしゃがんで車の影に一度隠れる。
「ねえ、汗臭い。」
「じゃあやめますか。」
「もう早く手伸ばして。」
キミが右腕を伸ばして、荷台からすこし腕を出す。血が右腕から流れている。
「ミキさん。上手くねらってね。」
「分かってる。」
ミキがキミの後ろから近づいて、キミの右手に手を重ねて頬を肩に載せる。左腕を後ろに引っ張って握りこぶしをつくる。右手には大きな結晶ができている。
「キミ、もっと頭下げるか上げて。」
「ふん。」
「これ見えにくいよね。」
「かわいいでしょ。」
「う、うん。」
こぶしを重ねた右手に向けて殴った。
「ビュ。」
右手から石が光線を引き連れて飛んでいく。石は車のフロント部分を突き抜けて兵士たちがのっている荷台に届いた。しかし誰にもあたっていないようだ。
「よし。キミさんやったね。」
「うん。いいですね。」
二人は立ち上がって喜んでいる。
「パン。」
荷台で緑色の結晶が音を立てて広がった。すると中にいた兵士たちの体浮いて車から数人おちていく。
「よーし。」
「いいですね。」
しかし車は止まることなくむしろ先ほどよりスピードを上げてくる。
「ミキさん。これって突っ込む気ですかね。」
「うん。キミ。」
二人は一瞬にして先ほどの位置に戻り、車めがけて右手を伸ばす。
「タイヤね。」
「うん。タイヤですね。」
左手を伸ばして一気に殴り石が飛んでいく。石は車の前方の片方のタイヤにあたり砕けた。間を置かずに、ミキの子指に挟んでいたもう一つの石を握り、キミが左手を引いて狙いを定める。
「ビュ。」
二射目はタイヤの逆のタイヤにあたりまた砕け散った。けれど車はまだ突っ込んでくる。
「キミさん。これ大丈夫だよね。」
「うん。たぶん。」
「カミラにもやってもらおう。」
「うん。できればね。お願いしましょう。」
『カミラ。』
二人がカミラを一緒に見た。
「はい。」
カミラはすでに車に向かって狙いを定めていた。
「さすが。」
「でも、私じゃあ届かないからもう少し近づくまで待って。」
車がスピードを上げて更に近づき、兵士たちもどんどん落ちていく。
「ドン。」
カミラが左手を緩めた瞬間に石が飛んでいきフロントを突き抜けて運転手の頭を打ちぬいた。
「おおお。さすが。」
「さすがです。」
運転手がいない車が頭を左に振りながら、フロントを下にして半回転し横方向には何回も回転した。
「ドーーーーーン。」
地面に数回バウンドしつつ止まった。その影響で道が塞いだ。
「これで逃げ切れるね。」
「うん。」
「シランさん。大丈夫ですよ。」
カミラはいつのまにか傷の手当てに戻ってくれていた。
「ありがとうございます。」
「いいですよ。よし、じゃあちょっと眠っていてください。」
「え。」
段々視界がぼやけてくる、。
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