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緑の石  作者: ナニカ
37/42

噂12

ここまでご覧いただきありがとうございます。

遅れてしまい申し訳ありません


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そして、評価していいただいた方本当にありがとうございます。頑張ります!

「きゃー。」

部屋の中には数人のナースがいた。

「なんなのあなたたち。」

「どうなってるんですか。」

「カミラさん。」

ナースたちは最初驚いていたのにもかかわらず、カミラを見ると安心した表情に変わった。

「シランさん。大丈夫でしたか。」

「え、ははい。なんだったんですか。」

「え、まあ見たまんまですよ。」

ガラスが散乱していて、カミラの足がところどころ傷ついている。

「シラン。」

ナースの奥から声が聞こえた。

「シラン。」

奥に肩を支えられて病院服をきたリンがいた。リンさんは左手を脇腹にあてて、顔はやせ細っている。

「ここを開けろ。」

「ドン、ドン、ドン。」

「おい、早くしろ。」

扉の後ろから怒号が聞こえてくる。扉を数人のナースが抑え、震えている。

「シラン。久しぶりにあえてとてもうれしい。でも、今は忙しくてね。」

「リンさん。どういう状況ですか。」

「カミラさん。シランを助けてくれてありがとうございます。」

「はい。とにかく状況を。」

「ドン、ドン。」

「おい、下の階から逃げ込んだやつがいるな。」

「え。」

「シランさん。大丈夫です。」

カミラが後ろを振り返り私の顔をみた。

「はい。」

「カミラさん。あの人たちはシランたちを狙ってるんですよね。」

「、、。はい。おそらく。」

「分かりました。どうにかしてみます。」

「どうにかって。」

「軍人様。どうかお許しください。ここには病人とナースしかいないのです。」

「おお。やっと返事をしたな。やましいことがないなら開ければいいだろ、抵抗しなければお前らに手出しはしない。」

「申し訳ございません。それは無理なのです。」

「なぜだ。」

「病人は体調の変化が大きく、ナースたちも部屋に入るときに必ず消毒をしているのです。消毒をして菌を減らさなければ病人を死なすことになってしまうかもしれません。」

「そんな病人なぞ知ったことではない。私たちの任務は国の運命がかかっているのだ。」

「軍人様の任務は大切であることは十分承知です。しかし、その病人はこの娼館の管理人なのです。」

「だからなんだ。」

「この娼館の管理人は、さきの事件の怪我人や病人を大変多く受け入れています。」

「それには感謝しているさ。しかし今は時間がない。その方には後に国から見合った名誉が送られるだろう。ほら、開けろ。」

「恐れながら、その怪我人には軍人の方々もいらっしゃいます。」

「何が言いたい。」

「今、『なにがいいたい』とおっしゃったのですか。」

「ああ、なんだ。」

「ははは。いや、申し訳ございません。あまりに滑稽で。」

「なにがおかしい。」

「いえ、お仲間を救った恩人を誤って殺すというのはあまりに滑稽ではありませんか。加えて、ナースたちに乱暴するなど我が国の勇敢なる軍人様とは思えません。これでは軍人の格好をしただけの芸人ではないですか。この娼館には演技の上手な芸人たちが揃っているのですね。」

「おまえ、そのような無礼許されると思っているのか。何が何でもお前をころ。」

「おい、お前やめろ。」

「は、はい。」

扉の後ろが一気に静かになった。

「うちの部下が申し訳ございません。」

「あ、あなたは。」

「わたくしは名乗るほどのものではございません。」

「そうですか。」

「あなたがたの話を聞いておりました。我らの仲間を救っていただいた恩人殿を死なすわけにはいきません。ですので、何人かの部下がしっかり消毒を行いますのでそのあとにお部屋を確認させていただけないでしょうか。数分で終わりますので。」

リンが返答に困っている。

「あの返事を教えていただけないでしょうか。もし教えていただけないのなら、大変心苦しいのですが無理矢理に確認させていただきます。」

「はい、分かりました。ではお願いいたします。」

カミラが代わりに返事をした。

「はい。それでは準備いたします。何が必要でしょうか。」

後ろの窓から外が軍人に取り囲まれているのがみえる。

「はい。では1階の倉庫の一番奥の右側に置かれている袋を持ってきてください。あと、キッチンからアルコールをボウルの十分の一程度入れて、残りは水を入れて持ってきてください。加えてマスクがあればマスクをして、清潔な手袋をつけて清潔な服に着替えてください。もしナイフ等の武器を持ってきたいのであれば持ってきてもいいですが、火であぶるなどして消毒してください。そして今の一連の行為を扉の前で行ってください。」

「分かりました。すぐに用意します。ほらお前たち急げ。」

「は。」

数人の軍人が走る音が聞こえる。

「カミラさん。大丈夫なんですか。」

私を含め部屋にいるナースが全員カミラを見つめている。

「たぶん大丈夫です。」

ここまでご覧いただきありがとうございます。


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