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緑の石  作者: ナニカ
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ここまでご覧いただきありがとうございます。面白ければ評価、ブックマークよろしくお願いします。

神歴1926年4月1日


 


 規則正しい足音が聞こえる。チューバや太鼓に混じりながら行進してくる。だんだんと音が近づき新品の軍服に身を包み銃を肩にかけた軍人たちが見えてきた。表情は皆引き攣り笑いで額や鼻の下には汗がだらっとついている。彼らの息遣いがさらに拍子を刻み、それを見ている人々の心臓も同じ拍子を刻んでいる。周囲はガソリン臭いと人々の熱気と合わさり倒れそうになる。

  その後ろから声援と共にアリア国の最高指導者であるカントーリが手を振りながらやってきた。新品そうなスーツを着て笑っている。群衆もそれに応えるように声援が増していく。しかし、たまにおじさんの怒鳴り声が聞こえたり若い女性の叫び声も聞こえてくる。

 さらに、私の方へカントーリが近づくと後ろの大人たちが私を無視するかのように手を伸ばし、もみくちゃにされる。足も踏まれ唾も飛んでくる。

「ありがとう。また、国を救って。」

「お前をこれからも応援するぞ。頑張れ。」

「飯をくれ。約束はどうなってるんだ。」

「私の夫をどこにやったの。ねえ。」

「ありがとう。」

と皆さまざまな声を出している。戦争で陸軍司令官であったこの男は、奇才な戦略や敵の穴をついた攻撃や抜群の外交力そして強運によって戦争を終わらせた、と報道されて以来国民的ヒーローになった。そのまま、最高指導者にまで担ぎ上げられ今や彼の独裁状態になっている。しかし、他国とは違い今のところは国民からの不満は少なくむしろ、景気は急激に回復し始めこのままいけば後数年で戦前以上の経済に発達していくらしい。おかげで街の雰囲気はこの前戦争が本当にあったのかというぐらい賑やかになっている。

 ふと気づくともうカントーリはとっくに私の前を通り過ぎまた靴の音しかしなくなった。私の周りにいた大人たちはカントーリについて行ったらしく前方の列はどんどん太くなっていっている。

すると、突然。

「バンバン、ドンばああああああんかああああんどん。」

「だあああんぎゃああああああん。」

と幾つもの爆発音が響き渡った。耳鳴りが鳴り始めると同時に私は先ほど多くの人が集まっていた列の先頭の方で黒い煙と共に大量の人が倒れているのを見た。続いて、人々が一斉に四方八方に逃げ始めた。軍人たちは一斉にカントリーリの方向に走った。だんだんと火薬の臭いと血の臭いが漂いだし、人々の悲鳴が聞こえ出した。私と友達のミリーナは大人たちに踏まれ蹴られた。私は必死に頭を守りうずくまるが私を踏む人の数は収まらない。血の味がし始めて鼻血が首に垂れてくる。よりが一層異臭が濃くなり、視界がぼやけついには見えなくなった。

久しぶりの投稿でここまで読んでいただいている方がどれだけいるか分かりませんが趣味として書いていきます。面白ければ評価、ブックマークよろしくお願いします。そして、もし宜しかったら次も見てください。

 週一で書きます。絶対

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