娼館15
ここまでご覧いただきありがとうございます。面白ければ評価、ブックマークよろしくお願いします。
戻ってから、次にシーツを持っていくときは濡れて触ったシーツの下に、二枚シーツを入れて持っていくようにした。
もろもろの仕事が終わった時に、男の子が私にすり寄ってきた。
「どうしたの。」
「うん。」
目がぼっとしており、だるそうだ。男の子の額に手を置いてみる。熱い。
「風邪だ。中入ろうか。」
男の子を抱きかかえ孤児院の中に入っていく。途中、ミリーナとランに他の子の面倒をお願いした。
「気持ち悪い。」
男の子がそういった。私は急いでバケツを持ってきて。背中をさすってあげた。
「たすけて。おねえちゃん。」
「大丈夫。いるよ。吐いたら楽になるから。」
もう数回背中をさすっていると吐いた。そのあとも何回も吐き続け、吐くものがなくなるほどまで続いた。吐き終わると疲れたのかベッドに寝込んだ。途中、神父様に相談したが薬を買うことは難しいようで、身近に生えている薬草を摘んできて飲ました。太陽は昼を忘れてすぐに沈み、月は夜を忘れてしまっていた。
「おねえちゃん。まだいる。」
「うん。ずっといるよ。」
蝋燭から橙色の光が出ているはずだが、男の子の顔はひどく青白かった。
男の子にはずっといると言ってしまったが、今日は娼館に行かないといけない。幸いなことに男の子はだいぶ落ち着いて、寝ていたので黙っていくことにした。
「ミリーナ、ごめんあとはよろしくね。」
「はい。でも本当はシランさんがいてあげて、私かランさんが代わりに行った方がいいと思います。」
「うん。まあ、明日は早く帰るよ。」
「はい。」
娼館に行く道がこんなにも暗く、冷たく感じたのは久しぶりだった。酔っぱらいの声も普段よりも大きく聞こえ、においもきつかった。孤児院に入って、すぐに掃除用具を用意して二階へ向かった。
「ばん。」
「もう出ていきな。」
二階へ上がった瞬間、扉が閉まる音とリンの怒鳴り声が聞こえた。あの娼婦がいた部屋だ。他の娼婦も自室から出てきて様子を見ている。しかし、廊下からは何も見えることはなく、部屋の中で何か起こっているらしい。
リンが部屋から出てきた。
「ほら、あんたたち見世物じゃないよ。」
そういいながら、廊下の奥から早歩きで戻ってきて私を無視して下に行った。リンがいなくなった廊下をなぜか慎重に進み、奥の部屋で立ち止まった。掃除用具を準備してノックする前に、扉に耳をつけてみた。
「、、、、、、、、。」
無音だ。慎重にノックをして、ドアノブを下げた。
「失礼します。」
部屋に入るといつものように生足がみえた。ランプに火をつけ、奥に入る。娼婦に近づくと、足で私たちを挟んできた。
「なに。」
「シラン。こんばんは。」
「あの。どうしたんですか。」
ここまでご覧いただきありがとうございます。面白ければ評価、ブックマークよろしくお願いします。そして、もし宜しかったら次も見てください。




