新年と公爵領―18歳―
リド歴797年 一の月 一日
あけましておめでとう、ミリー。
今年も君の傍で新年を迎えることが出来て嬉しい。
ティモ
リド歴797年 一の月 四日
私もこうしてティモと一緒に過ごせることが凄く嬉しい。私とティモは性別も違うし、性格も異なる。それでもこうしてかみ合って、これから家族になるかと思うと奇跡的なことだなとは思ったわ。
それにしても公爵領でもティモは人気者よね。色んな人たちに好かれているティモを見ると私は誇らしいわ。
ミリセント
リド歴797年 一の月 八日
ミリーだって、公爵領で凄く慕われているよね。私のミリーが人気者で、私も嬉しい。ミリーが頑張ってきたからこそ、こうして目の前の光景が広がっているんだなと思うと私は凄く誇らしいんだ。私のミリーの頑張りを見ることが出来て、嬉しい気持ちになる。
色んな人に慕われていて、一生懸命で、可愛いからつい口づけをしたくなる。それ以上は結婚するまで我慢するけれど本当に綺麗になったなと思ってならないよ。
ティモ
リド歴797年 一の月 十三日
今日は一日、一緒に居られて楽しかった。卒業と結婚式の後は、こうして公爵領で過ごすことも中々出来なくなるだろうからこうして時間を作ってくれて嬉しい。
私の生まれ育った領地から、嫁ぐんだなって何だかふわふわした気持ち。
私の婚約者がティモで良かった。ティモが私のことを慈しんでくれているから私は凄く幸せなの。
ミリセント
リド歴797年 一の月 十七日
今日もミリーが綺麗で可愛くて、私の自慢の婚約者だと思ったよ。それにしても領地の子供達もミリーのことが大好きで、私がミリーを奥さんにすることに不満を持っている子もいたね。
子供の初恋相手にミリーは選ばれてそうだよね。ミリーは私の奥さんになるんだって大人げなく言ってしまってごめんね? 今更ながら少し失敗したかなと思った。
ティモ
リド歴797年 一の月 二十日
私が「大人げなくたって構わないから思ったことを言って」といったからって、少しやりすぎよ。せめて二人っきりの時にしてね。私としてはティモが私を愛してくれているんだって分かるのは嬉しいけれど、見ている人達だって困っていたからね。
ミリセント
リド歴797年 一の月 二十日
ミリーが可愛くて仕方がないから、ついね。
いまだに私たちが政略的に結ばれているだけで、互いにおもあっているわけではないと勘違いしている人もいるし、見せつけたいなって気持ちになるよ。乙女ゲームのことを知っている人達が色んなことを広めていた影響もあるだろうし。だからもっと私達の仲、広めようよ。
ティモ
リド歴797年 一の月 二十二日
もうすぐ学園に戻って、卒業したらそのまま王宮に移動するから何だか寂しい気持ちにはなるわ。王妃になったら何度も公爵領を訪れることは出来ないだろうし、今よりも自由は無くなるだろうけれども機会があればちゃんと公爵領にも来たいわ。
でも二人揃っては流石に難しいかもしれないけれど。
ミリセント
リド歴797年 一の月 二十五日
私はなるべくミリーの望みはなんだって叶えられるようにするつもりだから安心して。確かに自由は今よりは少なくなると思う。
それでも出来うる限り、君が過ごしやすいようにはするよ。私にとってはミリーが一番大事だから、結婚した後もやりたいことは沢山言ってね。公務が立て込んでいる時はすぐには無理かもしれないけれど、私は頑張って調整はするから。
ひとまず私が結婚後にやりたいこととか、纏めておくからやりたいことは教えて?
ティモ
リド歴797年 一の月 二十七日
私も結婚してからやりたいことを色々とまとめてみたけれど、かなりの数になってしまったわ。ティモのことが好きだからこそ、何だって一緒にやりたいと思うの。ティモとなら何だって楽しめると思う。本当に些細なことも沢山書いてしまったわ。
わざわざこんな風に一覧に書く必要はなかったかもしれないわ。別紙に纏めたけれど、書きすぎてしまったと反省しかないの。
ミリセント
リド歴797年 一の月 二十八日
宿でミリーのやりたいこと一覧確認しているけれど、どれもいいね。私もミリーと一緒なら何だって楽しめるから、全部やりたいなと思う。時間がかかるものに関しては、ちゃんと調整しようね。
それにしてもまだ結婚していないから宿も別室だけど、結婚したら一緒の部屋で過ごせるんだよね。今からそれが楽しみだよ。夜も一緒に居られたら、これからやりたいことも沢山相談出来るね。
ティモ
リド歴797年 一の月 二十九日
やりたいこと、どんどん増えていってキリがないわね。結婚式をあげた後は更にやりたいことが増す気がするわ。
学園に戻ってからも、結婚式のことを考えて緊張しそう。でも戻ったらそうもいっていられないわね。
ちゃんと休んでいた間の勉強をちゃんとしないとならないから。
私が勉強遅れていたら、教えてね。
ミリセント




