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不老の剣士は呪いを解きたい  作者: こまこま ろにの
冒険者の街エピー
9/18

初心

眠いっす。眠い中書いたので、ちょっと文字などがおかしいかもしれません。

……負けた。勝てると思った相手に負けた。


……そうだよ。なんで忘れていたんだ。私は昔から弱いままじゃないか。いくら技術を磨いたって、決して強くなるわけではないのに。


確かに技術は大事さ。

でもそれ以上に力とか、速さとかが、強くなるためには必要じゃないか。

私には力も速さもないのに、なにを勘違いしていたんだ?


……私は慢心していた。たかがハイオークごときを狩れたくらいで、いい気になってどうする?

ハイオークが狩れたからって、それより少し弱いだけの相手に、なめてかかっていいものではないはずだ。


私はいつでも格上を屠ってきたが、それは相手の弱点を突いたからであって、私自身が強くなったのではない。

忘れるなよ。このおっさんも、ハイオークも、少なくとも私よりも格上なんだ。なめてかかっていいものではない。


絶対に忘れるな。心に刻め。自分は弱者だって。上には上がいるって。今後失敗しないために。


「大丈夫か?」


突然聞こえた言葉にはっとして、やっと思考が現実に戻ってきた。


「……大丈夫です」


腹をさすって立ち上がる。

痛みが今更のように主張を始めた。


「すまんな。あのままだと俺が負けそうだったから、つい身体強化の魔法を使ってしまった。本当に申し訳ない」


おっさんはそう言うと、頭をガバリと下げた。


思考が現実に戻ってきても、やっぱり私の気持ちは晴れなくて。


……ああ、強くなりたいな。全てをはらいのけられるくらいに強くなりたい。

もう、後悔したくないんだ……。

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