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不老の剣士は呪いを解きたい  作者: こまこま ろにの
冒険者の街エピー
3/18

到着

「ついた」


太陽が半分地平線に隠れて、空がすっかり赤くなった頃。

眼前には見上げるほどの石の壁がそそり立っていた。


そして、門の前には門番らしき人も立っていた。

髭面の男は私を見つけると、話しかけてきた。


「おう。子供がこんな時間まで外に出てるんじゃねぇぞ」


おっさんは子供と言った。……子供と言った。


「私はこれでも十七。子供じゃない」


私はむすっとしていると、おっさんは一瞬キョトンとしたあと、大声で笑い出した。


「はっはっはっ!そんな身長でか?つくんだったらもう少しマシな嘘をつくんだな!がっはっはっ!」


……!このおっさん、私の頭の上とこいつの胸の間で手を振っていやがる!低いだと?この野郎!お前の背が高すぎるだけじゃボケ!


私がおっさんを睨んでいると、おっさんは少しだけ真面目な顔になった。


「そんじゃ、身分証出してくれや」


おっさんは手を差し出し、クイクイっと動かす。

……はて、身分証?なんぞ、それ?


「身分証なんてないよ」


私の真面目な視線とおっさんの真面目な視線が空中でぶつかった。


「……」

「……」

「……ないの?」

「ない」

「……本当に?」

「うん」


それでも疑わしそうだったから、笑って言ってやった。


「身分証って、なぁに?」

なんか一話あたりの文字数が少ない気がする……。

明日以降もう少し増やそうかな?

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