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第七話 どこかで聞いたような

初めての暗殺から二年経ちました。15歳のミリアちゃんです。

俺はもうミリアになりきっていた。ザ・平凡な女の子だ。これには山寺宏一もビックリな演技力だ。

「しっかし変なアザだな」

私は右手の甲に浮き出ている紋様のようなアザを見ていた。

「ミリア行くよ」

「はいお母さま」

今日は週一回の礼拝の日だ。村の教会に十神十を崇めにいく。

俺は無神論者だが、この世界では卍神卍が絶対らしいので一応行く。


「それでは始めたいと思います。それでは」

司祭がありがたいお説教をつらつらと述べる。

あくびがでてきた。

「…寝るか」

司祭の声を子守唄にしながら夢の世界へと旅立とうとした時「oh、これは!」

司祭が俺の右手を見て何か驚いていた。

「あ、これは昨日からあるアザで─」

「みなさん、勇者が出ました。我が村から勇者が出たのです!神が選んだ勇者が!」

司祭が俺の声を遮って叫んだ。どうやら神に選ばれたらしい。

オー、ジーザスって神のせいなのに神に祈ってどうすんだ。

勇者とか。泣きそう。


その日の夜は家族会議だった。

「どうするか」

お父さまが悩んでいる。

「ミリアは下手に王族とかも殺しちゃってるからなー暗殺者だと名乗ると困るんだよなー」

勇者は勇者だと発覚した時点で私の住む、このロザリヌス神国の物になる。

つまり色々とヤバイのだ。「誰を殺した」なんて聞かれたら雇い主も自分も家族も危ない。

暗殺者というのはバレたらおしまいなのだ。

「よし、お前は今日からただの村娘だ。『なんで勇者に選ばれたのかわかりませんわ』という感じで心当たりがないフリをしろ」

勇者は何か一芸に秀でている者しか選ばれない。

そして選ばれたものは神の加護により得意な分野を強化される、と司祭が言ってた。

思い当たる節はある。昨日から異様に動きが速くなっている。

スピードが強化されたか。

ということで私は今日から村娘になった。ちょっと暗殺が得意などこにでもいる普通の女の子だ。


発覚してから一ヶ月、王都へ行くことになった。

王都へは『楽しい暗殺☆in王都』で何回か行っているが、そこは村娘らしく

「わあ王都!私、王都に行くの初めて!」

と言っておこう。

王都に着くなり王城の一室に押し込まれた。

どうやら他の勇者もいるらしい。

全員が明らかに特別な技能を持っているようだった。

魔法使いの女と重鎧の男、僧侶の服を着た女。そして異様にキラキラと光る剣を持った男。

あれ絶対に聖剣みたいなやつだろ。

私が最後だったらしく、すぐに王の間へと連れて行かれた。

王の間には王と大司祭、それと護衛の兵と貴族が数人いる。

「よくぞ集まってくれました、勇者よ。これも神の導きです。」

大司祭が話しだした。

「神に選ばれし勇者達を一人づつ紹介させていただこう。戦士のガードンだ」

重鎧の男が前に出て礼をした。

てか紹介されるの。ナニソレキイテナイヨー。

「聖教会より選ばれた僧侶のユッカだ」

ショートカットの僧侶服の女が前に出て礼をする。

「魔術師のリリーだ」

魔法使いの女が前に出て礼をする。

「え、ええとタダノ村から来た、ええ、ミリア」

ほら見ろ。やっぱり村娘ってのは無理があったんじゃねぇの?大司祭さんが困惑してるじゃん。

何も聞いていないが前の奴らの真似をして礼をする。

「勇者の中でも聖剣を授けられた勇者、トーゴ・バーミストレアだ」

キラキラソードを持った男が前に出て礼をする。

バーミストレア、どっかで聞いた名前だな。

「勇者よ、これより神とこの国に忠誠を尽くし、魔王を倒すのだ」

王様が喋った。

えぇ…魔王居るの?この世界?ナニソレキイテナイヨ。

魔物はいるって聞いたことがあるが南の方にある魔界から出てこないらしい。見たことがない。

「近頃、自らを魔王と呼称するものが現れた。タダノ・タロウと名乗り、謎の魔術を使い国境沿いを襲っているらしい。それを受けて我々聖教会は神に祈り、勇者を選んでもらった」

と大司祭が喋った。タダノ・タロウ、うーんどっかで聞いたことがあるような。

「貴殿らには旅に出てもらう。神国軍は訳のわからん魔王なんかに動かせるものではない。その間に隣国から攻められたら大変なのでな。という本音は隠しつつ貴殿らは一人で千の兵の力を持つ。だから五人で魔王を倒してほしいのだ」

「本音が漏れてますよ」

「費用はこちらが負担する。とりあえずの予算としてこのぐらい渡しておこう。では頼んだぞ」

王の本音に思わず突っ込んでしまったがそういうことなので旅に出るらしい。

あーめんどうだなぁ

後書きのところって20000文字以内で入力って書かれているんですよ。

20000文字も何を書くんですかね。

もう一回本文を書きます?

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