6話(60話)
昼食を取った後、周囲の探索をしながら進んでいくと、大きな洞窟があった。
マップを見ると魔物を現す赤のアイコンで埋め尽くされていて、何体いるのかがわからないほどだった。
マップにちらっと青のアイコンが見えた気がした。
ルーが洞窟など気にせずに先に進もうと言われたが少し待ってもらい青のアイコンが僕の見間違いかどうかを確認した。
するとまた青のアイコンが見えた。
念の為に赤のアイコンの表示を消すとしっかりと青のアイコンが表示された。
如何やら赤のアイコンが多すぎて青のアイコンが見えなくなっていたようだ。
青のアイコンは六つそれに対し赤のアイコンは多すぎてわからない。
この事を三人に伝えると反応はそれぞれ違った。
リコリスは僕に任せると書く。
ルーは放っておいて先に進もうと言う。
聖女は助けが要るかどうかはわからないが、このまま見過ごしたくないので洞窟に入りたいと言う。
ルーに如何して洞窟に入りたくないのかを訊くと、如何やら如何しても入りたくないという訳ではないらしい。
ただ冒険者なら洞窟などで、実力不足で死ぬとしてもそれは自業自得だから態々助けに行く必要もない、と思うかららしい。
それについては僕も同意見だ、命のやり取りをするのだから自分の実力を見極めて確実に死なない所に行くべきだと思うし、それができないのなら死んでも仕方ないと思うがそれは口にしないでおいた。
反対に聖女は助けられるのであれば誰であろうと手を差し伸べたいらしい。
その意見を聞いたリコリスは助けに行きたい側に変わった。
これで2対1となり助けに行くことになった。
洞窟の中は暗かったので、森から枝を失敬して、松明代わりに使う事にした。
気配探知や魔力探知を使っているが念の為にマップでも赤のアイコンがないか確認しながら進んでいく。
奇襲を仕掛けようとしていたゴブリンがいたが近づく前に細い触手を伸ばしゴブリンの眉間を貫く。
態々近づかれてから対処するのも面倒なので、三人に気付かれない様にこっそりもう数本触手を伸ばし先にゴブリンを殺していく。
三人に怪しまれない様に念の為進行方向にいるゴブリンだけは殺さずに残しておいた。
触手を使い始めて数分で赤のアイコンが二割くらいまで減っていた。
残っているのは青のアイコンが表示されているところくらいで、そこまでの道には二十~三十匹くらいしかいなかった。
それもルーが出合い頭に瞬殺してしまうので、リコリスと聖女の仕事が何もなかった。
「おもしろい」「続きが気になる」
と思った方はブックマーク、評価、感想、レビューをお願いします。
「模造品でも最強になれますか?」という作品も投稿しているのでそちらも良ければお読みください
https://ncode.syosetu.com/n2600fp/




