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19話(44話)


 朝食を食べ終え移動する準備が整ってもまだクリストフは目覚めなかったので、目を覚ますまで頬をひっぱたいた。

 クリストフが目を覚まし僕達が此処から離れることを知るとルーを引き留めようとし始めた。

「巫女様、何故この様な者達と共に行ってしまわれるのですか?」

「だって私この人に奴隷契約を結ばされてるから付いて行くしかないもの。それにわざわざ威厳のある態度を取らないでも良いと考えると、此処に残るよりも付いて行く方が楽しうなんだもの」

 ルーは如何やら前から自由になりたいと考えていたらしく、契約を結んだことをきっかけに外を自由に見て回りたいと考えたらしい。

 もしも契約が解かれると戻らなくてはいけないからと、契約は結んだままにして欲しいとも言われた。


 契約を結んでいると僕に従いたくないような命令を出されるかもしれないがそれでも良いか訊ねたが帰ってきた返答は──

「貴方はそんな命令をしないと感じたからこのままで良いわ、それにそんなことを聞いてくる人が酷い命令を出すとは思えないわ」

 ──だった。

 普通会って間もない相手を此処まで信用できるか疑問だが、今のところ僕に被害が出そうにないので真意は訊ねないことにした。


 話を戻すが、ルーはその後もクリストフから説得をされたが意思は変わらず、ならば私も付いて行くとクリストフが同行することになった。

 今のままでもクリストフは僕に危害を加える事はできないが、二人には伝えていないのでクリストフと奴隷契約を結び、僕達に危害を加えられないように命じた。

 正直なところクリストフは要らないかとも考えたが、サンプルは多くても困らないので僕達に同行させることにした。


 ルーを抱えクリストフを触手で吊るしながら、迷いの森を空から抜けようとしていると突然ルーとクリストフが見えない何かに弾かれそれ以上前に進めなかった。

 試しに触手の先を獣人の腕に変えて伸ばしてみると、二人と同じ様に弾かれた。

 それから何度か違うところに状態を変えながら触手を伸ばしてわかった事は、如何やら何処かを中心に獣人種だけ通過できない球状の結界が張られていることが分かった。


 一瞬二人を置いて行こうかとも考えたが、またサンプルを用意するのも面倒なのとまだ『血肉化』で集めていない獣人──鳥人族ハーピー魚人族セイレーン鬼人族オーガ──がいるのでその考えは没になった。

 三人にこの結界を解きに行くことを伝え、先ずは結界を張っているものは結界の中心にいると思うので触手で結界の位置を把握し中心を割り出すことにした。


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