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17話(42話)


 休憩を終えるとリコリスが質問してきた。

「これから如何するんですか? 」

「特にこれと言ってやることはないよ。ティアからの指示待ち状態かな。何かやりたいことはある?」

 訊いてみたがリコリスは特にやりたいことがないようだ。


 だがルーは欲しい物があるのか話に入ってきた。

「私は着替えが欲しいです。今はこの服を持ってきていないので」

 そう言えばルーの家に行く前に連れてきたからルーは殆ど何も持っていなかったのだ。

 唯一持っていたのが結界を張る二つの神具である。


 奴隷にはしたものの着替えがない状態で過ごせとは言わない。

 ルーが困るだけならまだしも、一緒に行動する僕の人間性を疑われかねないから着替えを用意する必要がある。

「でもどこで調達しようか? ルーの家に戻るのも面倒だし、何処かで購入するにしても人類種のところだとリコリスはともかくルーの耳と尻尾を隠した方が良いだろうし、獣人種のところに戻るのもそれはそれで面倒だし如何しようか? ルーは如何したい?」


「っわ、私ですか? できれば気に入っていた服もあるので家に取りに戻りたいです。ついでにそのまま私を置いて行ってくださっても問題ありませんよ」

「そんなことはしないけど、ルーの家か……どこにあるのか教えて」

 マップをルーにも見える状態で表示して、ルーに場所を指してもらう。


 そこは此処から飛んでいけばすぐの所だった。

「それじゃあ今から行こうか」

「今からですか?」

「うん、今から」

 そう言って空を飛ぶ事の出来ないルーを抱え飛び立つ。

 後ろを確認するとリコリスはしっかりと付いて来ていた。

 ルーを抱えながら数分飛び続けると、ルーが指した屋敷の上空に着いた。


 マップを見て想像していたよりも、実物を見ると余計に広く感じる建物だった。

 流石は巫女が住んでいただけの事はある。

 庭に下りながら着替えがどこにあるのか訊ねるとすぐに答えが返ってきた。

 ルーの案内に従いながら部屋に向かう。

 驚く事に案内された部屋に着くまでに誰にも会わなかった。

 広い屋敷に住んでいるのだから、此処で働いている人も多くいるかとも思ったが如何やらアルノルトが暴れていた事の後処理で今はこの屋敷からも多くの人が出払っているみたいだ。

 おかげでルーの姿を見られて面倒な事になる、なんて事もなく着替えを回収して屋敷から飛び立った。


 休憩を取ったところまで一直線で戻ってくるとそこにはクリストフが立って待っていた。


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