5話(30話)
前回クリストフの種族を書き忘れていたので直しました。
クリストフは狼の獣人です。
水魔術や風魔術を使用して十分程で何とか井戸の中を入っても良い程度には綺麗にできた。
「この短時間で此処まで綺麗にできるなんて……そんなことよりすぐに行きましょう。こうしている間にも戦況が変わってしまうかもしれません」
「そうだね、それじゃあ引き続き案内よろしく」
クリストフに案内されて二番目に僕、最後にリコリスの順番で井戸の中に入ると途中に横穴があった。
横穴は井戸と同じで汚れていたので歩いてるように見せかけて3㎜浮いた状態で水魔術と風魔術でリコリスが汚れないように足元を綺麗にしていく。
道は入り組んでいて十字路やT字路、上りや下り等があり、更にそこら中に罠が仕掛けられていた。
罠探知や罠解除のスキル持っているので罠自体は困らないけど、罠が多すぎて面倒になってきた。
「クリストフはよくこんな入り組んだ道を迷わず進めるね」
「別に道を憶えているわけではありませんよ、匂いを辿って進んでいるんです」
「匂い? だから狼の獣人のクリストフが此処に来てるの」
「よく私が狼だと分かりましたね」
「まあ、何となくね」
「そうですか。では話は戻りますが私が此処に来たのは狼だからと言う理由だけけじゃありませんよ。私が属しているのは猫人族の組なんです」
「ん? 如何いう事?」
「えっと、獣人は主に犬人族、猫人族、鳥人族、魚人族、鬼人族の五種族に分かれていて、そこから進化先としてそれぞれ三種族ずつあるんです」
「と言うことは全部で二十種族いるって事であってるのかな」
図にするとこんな感じらしい。
・獣人種┬犬人族┬狼
│ ├狐
│ └狸
├猫人族┬獅子
│ ├虎
│ └豹
├鳥人族┬鷲
│ ├鴉
│ └梟
├魚人族┬鯱
│ ├鮫
│ └鰻
└鬼人族┬羅刹
├霊鬼
└牛鬼
今は犬人族VS猫人族VS鬼人族の陸で暮らす者同士が争っているらしい。
「でもそうするとクリストフは裏切ってることになるの?」
「そうなりますね。ですが猫人族の中には私が裏切るのではと危惧している者もいます。そこでアルノルト様は気を使って、私を神具を取りに行く部隊に加えたのです」
「つまりクリストフが裏切って神具を奪われないように精鋭で来たのに結局此処にたどり着いたのはクリストフだけということか」
「そういう事です。っと話してたらあと少しの所まで来ましたよ」
「それじゃあ、ここで休憩しようか」
「早くアルノルト様に届けなければいけないのに何故です」
「まだ帰りもあるんだから、休めるときに休んでおいた方が良いし、それに神具を手に入れた後に何も起こらないとは限らないからね」
「それはそうですが─」
「じゃあ、一人でどうぞご自由に」
「─……分かりました、休憩しましょう」




