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8/20

食べてみよう!

魔法を打つ、打ち返される、相殺する、くらう、無傷!

これの繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し続く、さすがにうんざりしてきた。


面倒な私は無傷なのをいいことに、攻撃をくらい続ける。

相手は私が思いもつかないパターンで攻撃し続けるのでこれはこれでためになる、………最初からこうすればよかった。


私は暇潰しも兼ねてちょっと中二病みたいな力を試すことにする。

支援魔法を活用してあの有名な瞳術を試すことにする、そうあの有名な火遁使いの忍者の眼を試してみる。

あっ………これはキツい、せいぜい動きがゆっくりと進む光景が広がるぐらいでわずか数秒しか持たない。


これは素人では無理だね、やるときは玄人に任せよう。

そろそろされるがままになのはムカつくので、攻撃パターンは敵に任せて私はこの攻撃の防御に専念しよう。

ただのステータス頼りによる防御だけでなく、攻撃の相殺、弾き、逸らす等、着実な技術を身に付くためにはこの戦いはちょうどいい。


とにかく無尽蔵に様々な魔法の攻撃が来るので、嫌でも防御の技術が上がる、格ゲーのトレーニングみたいでこれはこれで楽しい!


どれぐらいに時間が経ったのだろうか?そろそろ防御になれてきて被弾も少なくなり素人とはいえなくなってきた頃、広場に急激な変化が起きた!


「よし!信じていたわ!」


目の前の瓜二つの敵は急に動かなくなり、周りの風景も変化し幻想的な青い光がなくなりただの広場に変化した。

広場は光はなく辺りは真っ暗であるが、私のこの瞑眼は暗闇でも辺りがわかる暗視もあるので特に困らない。

さてとあの子を迎えにいきますか。


おっ!いたいた!そうスライムである、スライムは私を見つけると真っ直ぐに胸に飛び込んできた。

プルンとした感触を楽しみつつ、落ちないようにしっかりと受け止める。


「よしよし、信じていたよありがとう!」


スライムは嬉しそうにブルンブルンと喜びに震えてる、あっこれ結構気持ちいいかも。

さて、なぜ敵が急に動かなくなり、辺りの光が消えたのか、それは単純なことである。

それは、スライムに()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()である。


こんな無茶をスライムの発想だから頼もしいものである。

その為敵を倒す必要がなく私は時間稼ぎに専念する、食べることに関してはこの子には及ばないからね。


ダンジョンはただの洞窟になり目の前の敵はただの形骸化になり、人形族を模したこともありホントに人形になった。

………………これ、食わせるか。


「これ、食べる?」


スライムはえっ!いいの?みたいな震えをみせたが、何か観念したのか恐る恐るこの人形を捕食する。

すると目の前に透き通った肌を持つ瓜二つの私が誕生した。

よし!うまくいってくれたわ!思わず私は抱きつく!


「うわぁこれひゃこくて気持ちいい~!」


プルンプルンのもち肌で柔らかく、夏の夜に抱きしめたくなるほどのちょうどいい冷たさで凄く気持ちいい!

困惑した表情みせるが恐る恐るみたいな感じで私の髪を撫でてくれる、ヤバイこれいいかも!

すると視界の端に鑑定による報告の文字が点滅して訴えてくる。


なんだよ楽しんでいるのにとその報告の項目をみる、すると驚きの情報が出てきた。



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万能細胞のスキルによりダンジョンコアの性質を獲得、これにより貴方がダンジョンマスターの新規登録が可能になりました。


登録しますか? Y/N



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んーーーまぁ他に選択肢ないしここはYESかな。

するとスライムは輝きだした!何これ



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スキル進化確認


異袋が胃界鏡迷に進化


異袋の能力を引き継いだまま、新たな能力追加。

ダンジョンコアの性質獲得により、あらゆる場所に亜空間によるダンジョン展開が可能になる。

ダンジョン、ダンジョンコア、ダンジョンマスターの情報獲得、詳細の項目はこちら


またダンジョンマスターの契約によりスライムとのパスの繋がりを確認。

これによりテイマーとしての主従関係確約。

テイマーとして、スライムに名前をつけてください。



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あっ!そういえば名前をつけてない!ごめんね、名前何しよっか?





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