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気を抜くな〜

改めてお詫びいたします。


昨日はお騒がせしてすみませんでした。


なんかA子さん、ガ○スの仮面や、こ○亀を読んでたら、時間が経つのを忘れて、気がつけば六時だったんだって。


そおーんなに長い間集中して漫画読めるなら…もう働けるんじゃない?ねえ?(出てけって話!)




私は昨日から、A子さんにうんとツンツンしています。(もともとか?)


今日の夕飯はA子さんの嫌いなネバネバ系のおかずづくしにしました。(←根性悪)




A子さんも何か感じたんでしょうね?

いつもは夕飯食べたあとさっと廊下に出てしまうのに、今日は私の機嫌を取るように少し話しかけてきました。


私はう~んとどうでも良さげにA子さんの話を聞いていたのですが、A子さんがスマホの彼氏の写真を見せようとしたとき…食いついてしまいました。


女のさがですね…(笑)




写真を見せてもらって驚いた。

想像してた感じと全然違ったんだもん。


私は彼女のアザから、体格の良い粗暴そうな人を勝手に想像していたのですが、A子さんの彼氏は優しげな線の細いイケメンでした。


マジ真性のイケメンです。


なんか仮○ライダーのオーディション受けたら受かりそうな…


しかも年下なんですって。


私はA子さんの話を聞いているうちにハフハフしてしまいました。


意外、意外のオンパレードでしたから。


彼女から聞いた話の刺激的なところは割愛して差し障りのないことをお話するとしたら…


A子さんが一緒に暮らしていた人はこの地方に住む人間なら誰もが知っている有力企業の家系の人だと言うことくらいかな。(差し障りあるかしら?)


まあ、お金持ちのボンボンと言うことですね。

少し家系からはみ出した。


私はその人が夫くんとA子さんが付き合っていたときの浮気相手だったのか知りたかったのですが…


そこまでは聞けなかった。


なんかあまり聞かない方がいいような気がしたしね…




それはそうと、さっきお母さんからランチのお誘いのラインがきたんですよぉ。


どうしようかな。


断るとなんか色々勘ぐられそう。(お母さんの洞察力馬鹿にできない)


けどなんか気乗りしない。


私がポソリ「面倒くさいな」ってつぶやいたらA子さんが


「にゃにゃ子さんはいいねぇ、親や旦那に愛されて」


と言いました。


この時の少し寂しげなA子さんの様子に同情心が湧いてしまいそうになりました。




おっと。

気を抜くな〜自分。

A子さんは、夫くんの優しさを搾取するライバルなんだから。

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