表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
urban legend  作者: 子寝虎
1/15

初まりの始まり

序章の序章です

がんばって投稿を続けていくので応援よろしくお願いします。

では、「urban legend」スタート!

  「昨日午後9時半頃T県N市の廃工場にて、13体の失血死した遺体が発見されました。なお、遺体が発見された場所から血痕が見当たらなかったことから警察は、犯人らは別の場所で犯行を及んだのちに遺体を運んできたと考え調査を続けるとのことです。では、次のニュースです。」


  薄暗い部屋で光る箱が騒ぎ出した。


「………やっとか」


  少年はまるで待ち焦がれていたゲームの発売日が決まったような声で呟くと、騒がしい箱に目をやった。

  光る箱は駄々を兼ねるように騒ぎ散らしている。


「ピッ」


  少年は光る箱を黙らせると椅子に腰をかけ、静かにチェスの駒を進めた。

  少年の駒のほとんどが戦場にいない。しかし、彼は笑っていた。まるで、この状況を予測していたかのように……いや、予測していたのだ。この絶望的な状況も含め少年が書いたシナリオなのだ。

  この時代、この世界、この世、この戦場の何処を探したって「神様」の二文字は存在しない。それを少年は知っている。

  もし、神様というものが存在するのならば、少年は今このような事態とは遭遇してなどいない。世界は血の色を知らないはずだ。


  少年は決意した。この世界を平和にすると


  少年は決意した。みんなを笑顔にすると

 

  少年は決意した。この世界から血の色をなくすと





  少年は決意した。この世に神を創り世界を救済すると





  酷く平凡な日常。なのに残酷で哀しみが溢れる日常。そんな日常を変えるべく少年は立ち上がった。



  彼の名は「✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎」




  又の名を「都市伝説」






 

 


 

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ