表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/48

第24話 幼馴染

「ジリリリリリリリリリリリリリリッ」

燃は布団から手だけを出して時計を止めた。

ふと時計を見ると11時を回っていた。

「あ・・・遅刻だ・・・」

燃はたいして焦らなかった。最近ハードだったせいか、疲れているようだ。

「今日は休むか・・・」

燃は学校を休むことに決心すると先生に連絡をつけた。

燃が電話を切るとすぐに電話がなった。

「・・・もしもし?」

燃は面倒くさそうに電話に出た。

「もしもし、燃か?」

電話をかけてきたのは燃の幼馴染でもあり悪友でもある、高橋正吾という人物であった。

「そうだ。久しぶりだなあ。何か用か?」

正吾と燃は中学までは同じ学校だったのだが、高校でお互い違う学校にいったのだ。

「ああ・・・ちょっとな・・・」

正吾は何故か暗かった。

「?どうした?お前らしくないぞ?」

不審に思った燃は心配して聞いてみた。

「あ・・・いや、何でもないんだ。それよりも久々にゲーセン行こうぜ。」

「・・・・・・まあ、いいけど・・・」

燃は元々ずる休みするつもりだったので、すぐに了承した。

「OK。じゃあ、すぐに行くよ。」

「分かった。」

それから20分後、正吾が到着した。

「よう。久しぶり。」

正吾は走って来たらしく息を切らしていた。

「おう・・・何もそんなに急いでこなくても・・・」

「まあまあ、いいじゃないか。」

「・・・まあなあ・・・」

二人は10分ほどそこで話し、ゲームセンターに向かった。

「そういや、お前学校は?」

正吾はゲームをやりながら聞いてきた。

「ん〜・・・休んだ。」

燃もゲームをやりながら答えた。

「お前・・・ずる休みじゃん。」

正吾は呆れた風に言った。

「だって行きたくなかったから。」

「お前・・・本当に変わんねえなあ・・・」

正吾は懐かしむように言った。

「そういうお前だってずる休みじゃないか!!」

燃は言い返した。

「・・・今日は特別だからな・・・」

正吾は寂しそうな顔で言った。

「・・・・・・」

燃はゲームをやっている正吾の顔を見ていた。

「ドヒュッ」

「ギャー」

いつの間にか燃のキャラクターが死んでいた。

「あー!!しまった!!」

燃は頭を抱えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ