1日目夜 首都防衛1 ~Capital Defense 1~
首都防衛という重要な作戦に参加する事になった洋介。作戦開始にもかかわらず、洋介は茜との関係を心配していた・・・・・
1800時 東京上空
≪こちら日本空軍AWACS、『オホス・バシオス』だ。全機聞こえているな。これより作戦を説明する。先ほど連絡が来た地上部隊の話によると、1830時に東京に来る予定になっているステルス爆撃機は、かなりの大きさらしい。火力も相当のようだ。だが、これ以上の有力な情報はもうない。空軍がステルス爆撃機の方を攻撃するから、君たち生徒は上空に来るであろう、戦闘機を攻撃しろ。空軍の援護が、君たちのミッションだ≫
≪え~!?俺たちデカイほうの相手じゃねーのかよ!?≫
≪ペルセウス1より2へ、うるさいぞ。俺たちはまだルーキーなんだぜ?んなこと当たり前だ≫
≪ん・・・っ・・・了解≫
≪悪いな、我慢してくれ高校生達よ。君たちにはまだ死んでもらっちゃ困る≫
AWACSが申し訳なさそうに答えた。これで洋介達は2回目の実戦だ。他の生徒達はこれが最初だが。そういえば他の部隊名を聞いていない。ベータ、シグマ、デルタ、イプシロンはどうなったんだろうか。洋介はふと思い、無線のマイクに話しかけた。
≪こちらペルセウス1。今日実戦配備されたものに告ぐ。今日の始業式を途中で抜け出してきたのはみんな知ってるよな?だから、まだ他の部隊名がわっかんねーんだよ。まずは部隊名を紹介してくれ≫
数秒の沈黙から、イヤホンから誰かの声が聞こえてきた。
≪オーケー。こちらは元ベータ隊アトラス中隊だ。よろしく≫
(アトラス中隊ね。よし覚えた)
≪元シグマ隊のクロノス中隊だよ。女だけだけど、負けたりしないから≫
(まぁ女だからって油断はできんわな。うちには茜という優秀なパイロットがいるし。んま、よろしく)
≪元デルタ隊のクレイオス中隊だぜぃ。よろ~≫
(お前軽いな。生き残れるのか?)
≪元イプシロン隊のクレイオー隊DA☆☆YO☆RO☆SHI☆KU☆イエェア!≫
(・・・・・・・・・・ウゼェ。なんで後半になってくにつれて紹介が変になってくんだよ後こいつすぐに墜とされそうだな)
そんなふざけてるようにしか思えない(前半2人を除く)自己紹介を聞き終えた洋介は、ただ≪ありがとう≫と言って会話を終えた。洋介は武装の確認をする。えーっと、SIDEWINDERにAMRAAM、そして機関砲か・・・・・。ま、そうだよな。対空が任務だしな。そう思っていると、洋介たちの編隊にまた1つ編隊が来た。日本空軍だ。F-2の編隊がこちらに向かってきている。
≪こちら日本空軍のアレクト隊1番機、日村基成中尉だ。作戦での指揮は主に私が行う。よろしく頼む。後、今日実戦配備された高校生達。初の実戦だ。敵を打ちのめすことよりも、とにかく生きることを考えろ。君達はまだひよっこだし、先に死なれちゃ困るからな。ペルセウス1≫
≪な、なんでしょうか≫
≪君達の部隊が1番優秀だと聞いている。だが、決して無茶をするなよ。繰り返すが、君達は所詮まだひよっこなんだからな≫
≪十分分かっています≫
≪よろしい。すまないが、もう1つだけ聞いていいか?≫
≪はぁ≫
何を聞かれるんだ?と、洋介は少し緊張する。しばらくして日村が余裕のある声で言った。
≪3番機の娘とうまくいっていないと聞いているが?≫
≪な、なぜそれを!?≫
っつーかなんで空軍がそんな事知ってんだよ!?
≪そっちで1番カワイイ娘を怒らせたんだ、こっちにだって話は来る。どうだ、今日はうまくやれそうか?≫
顔は見えていないが、うっすら笑っているのが分かる。ていうか分かるのがなんかいやだ。洋介は困惑した。
≪・・・・・彼女次第です≫
≪まぁいい。ミッションを成功させれば文句なしだ。帰ったら、ガールフレンドにちゃーんと謝っておけよ?≫
≪べ、別にガールフレンドでh≫
≪あ、洋介君、あたしは作戦中は君の言う事聞くから安心して。作戦中は!≫
≪さ・・・作戦中・・・・・はぁ≫
洋介は大きくため息をついた。作戦中はちゃんとやるとはいえ、さすがにやりづらい。しかも今の言葉からかなり黒いオーラが見てとれた。頼む、誰か俺を援護してくれぇぇぇぇぇぇぇ!!
≪まぁ洋介、気ィ取り直してガンバローぜ≫
≪サンキュー・・・・。けど、やっぱやりづれェよ・・・・・≫
(けど、今は頑張るしかない!今日のミッションは首都防衛なんだ。そんな気持ちでどうする俺!)
洋介は自分にそう言い聞かせ、操縦桿を再度優しく握り締めた。
遅れてすみません。高校に入って忙しいんですよ。
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