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不思議な短編ストーリー集 「美女」編

作者: kei

「伊藤君、わたしと付き合ってください」


「無理、絶対無理」

はぁ~まじ気分悪いわ、うちの高校で一番のブスの岡村に告白された・・・


ガラガラ


「おっ!伊藤じゃ~ん昼休みに学校一の美女の坂本さんに呼びだれて何だったんだ~?」


「それがよぉ、マジで騙されたわ。坂本さんって岡村と仲良いだろ?岡村の奴が

坂本さんに頼んでおれを呼び出したらしいぜ。そんで告られた」


「わはは!マジかよ~でもお前たしか岡村と小学校から一緒で、家近いんだよな

?付き合っちまえよ」


「は?馬鹿言ってんじゃねーよ!ぶっ飛ばすぞ黒田!」


「冗談だよ~坂本さんだったらよかったな」


全くだぜ

「あ~全ての女が坂本さんの顔だったらな~」


「それまじで最高だろ~でも絶対ありえねーから」


わかってるよ・・・でもほんとにそうなったらな~


放課後、伊藤は黒田話しながら帰っている


「黒田~おれ女の顔がみんな坂本さんだったらさ、誰とでも付き合えるぜ~」


「マジかよ~おれは無理だな~おれは性格重視だから」


「わはは、嘘つくなよ。じゃあな」


「じゃっ」


実際ヤバすぎだろ、みんな坂本さんだったら。

なーんてくだらないこと考えても無駄か。

あっ岡村だ。あんなチビでデブなブスと誰が付き合うかよ、ほんと騙されたぜ。


「ただいま~」


「おかえりなさ~い」


今日は気分わりぃから飯食ってさっさと寝るか。


次の日の朝


リリリリリリリリリ


「くぁーよく寝た」

11時間くらい寝たかな・・・

下降りて顔洗おっと。


「おはよ・・・・う

えっ!?岡村??なんで母さんが岡村の顔してるんだ??テレビのアナウンサーも・・・」

「うわぁーーー最悪だーっ」


ガバッ

ハァハァハァ

「夢か・・・」

最悪な目覚めだな


「おはよう~」


「あら早いわね、おはよう」


「ん!?」

これは夢じゃないよな!?


伊藤はほっぺたをつねる


イテテ


「夢じゃねえ!女が坂本さんの顔になったーー!!」


「あんた何寝ぼけてんの?早く顔洗ってきなさい。」


「ふーっ」

落ち着くんだオレ。


母さんは坂本さんの顔になっていた。

おれの望み通りになったんだ!


母さんは気づいていないみたいだな。つまりおれだけ女の人の顔が坂本さんに見えるのか。

黒田はどうなんだろ?聞いてみるか


プルルル

「もしもし黒田、お前の母さん顔変わってる?」

「はぁ?変わってないけ・・・」


ブチッ

おれだけそう見えるのか。黒田に話しても信用されないだろうし、バカにされそうだから話すのは辞めとか。


よし!とりあえず学校行ってみよう。


伊藤は学校に行く支度を終えて家を出た


「行ってきまーす」


あの人も坂本さん、この人も坂本さんみんな坂本さんだぜ!髪型、体型、でなんとか

人の区別はつきそうだな。


ガラガラ


「おはよう皆!」


「おっ伊藤機嫌いいじゃん。つか朝の電話なんだったんだよ?」


「あぁそのことなら、気にすんな。」

いや~それにしても絶景だなぁ!クラスの女子みんな坂本さんの顔だぜ。

あいつは背がでかいから市川だな。あいつは胸がでかいから小池か。


「なにじろじろ見てんのよ?」


「あぁわりぃ」

ちっ声はそのままか。

それでもこの顔なら許せるぜ。


学校の授業が終わり下校の時間になった。


「いゃあ~今日は楽しかったね~黒田くん」


「お前何言ってんだよ?今日のお前キモイな。あっ、あの人見ろよね、超かわいくね?」


「うん、可愛いな」

だって坂本さんの顔だもんな~


「じゃあ黒田、また明日な」


「おうまたな~」


ガチャ

「ただいま」


「お帰りなさ~い」

家でも坂本さんに会えるなんて最高だなぁ


すげーや雑誌まですべての人が坂本さんの顔だ。

毎日が最高な気分だぜぇ。


それから4日が経った


ガラガラ


「・・・オハヨウ」


「伊藤、どうしたんだよ最近元気ねーな?」


「ちょっとな・・・」


「大丈夫?伊藤くん。」


「さ・・か・もとさん・・・?」


「はぁ?何言ってんの?小池よ。」


「あ・・・ぁ・・小池か」


もう嫌だ。ほかの顔の女の子が見たい、小池は目が細かったっけ、市川は大きな目をしてたっけ


坂本さん・・・・・・


か・わ・い・く・な・い


「うわぁああぁーぁあーわぁーうわぁああぁーぁあーわぁ」


やばい頭がおかしくなりそうだ!!!!

あの顔みたくない!!!!


「どうした伊藤!?」


「悪いおれ帰る!!!!だれも家に来るなよ!!!!!!」

ガラガラ ピシャ


「はぁはぁ」


ガチャ

「あんたこんな早くどうし・・」


「ただいま!寝る!」


神様!こんな世の中もう嫌です。僕が間違っていました。

いろいろな顔の人がいるから世の中可愛い人がいるんです。

だから・・・・


あぁ眠い、最近・・・ロク・・・に寝れ・・・て・ない・・から・・な




「起きなさい朝よ!」


「あれ?おれずっと寝ちゃってたのか・・・」


「あんた夜に起こしても起きなかったかからビックリしたわよ~」


「あ・・・れ・母さん!元の顔に戻っている!」


「あんた何寝ぼけてるの?顔洗ってきなさい。」

おれは涙がとまらなかった。


「あはは!うん!」


「うふふ、何泣いてんの?」


「おれちょっと外行ってくる!!」


早く坂本さん以外の顔の女の子が見たい!!誰でもいい!早く!



あっ!あいつは岡村


「おい!お前可愛いな。オレと付き合ってくれ」



このような話を書いていきますので、

何かタイトルを頂けたらそれにそった話を作ります☆

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― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして。 テンポがいいですね。無駄な描写がなくて読みやすかったです。 人間の欲求は尽きないという事ですね。 ただもうすこしひねりがあると更に面白いかもしれません。 リクエストは「いじめ…
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